第6話、二つの決戦
天河信の17歳になる前にキャラメリゼは14歳、システィーナは15歳、ギゼムは51歳。
「ウルフ狩りは変わらない、薬草採取は変わらない、また魔獣討伐も変わらない」
魔獣討伐は多国籍軍も、冒険者もこなし、傭兵もこなし、ドワーフ達もこなし、様々に駆逐中。
魔獣討伐のコカトリス、信のスピードイーター、償いの火、焼き尽くす罪に攻撃。
「なんじゃ、暴れてるの」
「収まるまで待つか」
コカトリスの鎮静化、案内人の狩人も、冒険者達も、大人しくなったコカトリスを攻撃。
「単体の上位」
ライトニングボルトを食らうコカトリスの感電。
「うまくいったか」
「感電しとるの」
「近づくなよ」
コカトリスの感電死、穴から煙を出し死体、この死体は焼き払い、また他の魔獣討伐。
「アメダスさん、コカトリス二体、リッチー一体、吸血鬼一体、ベルグバウ八体」
「案内人が保証したし、被害届もでないし、報酬よ」
金貨と銀貨と銅貨、この他に多国籍軍の余る食糧を中心に貧しい人々にフードサービス。
また信は医療費用を中長期同盟内の割り勘に払う制度を投入。
パワーの首飾りは変わらない力、この他にキャラメリゼは知識を集める、システィーナは武芸を極める為に修行中、ギゼムは広い世界を見る為に旅先に様々に経験。
「ピザン、メセンが動いたか」
ピザン、メセンは自由都市群と中長期同盟征服を宣言。
「見張り基地システムを最大化、他も最大化、空軍は上空から偵察」
最大化と空軍の派遣。
二正面攻撃は避けたい信は、戦力が集中するピザン帝国方面に主力を移す。
「海軍は制海権、海兵隊は海軍揚陸艦より殴り込み、陸軍は国境線から侵攻、空軍は海軍母艦に天馬騎士500、鷲獅子騎士400、他の空軍は陸軍に随伴、武装鉄道憲兵隊、水軍傭兵隊、山岳警備隊、沿岸警備隊、警察、機動隊が合同にメセン帝国方面の桜をする、偽装工作なので、バレたらさようならでGOだ」
背に腹は代えられない、メセン帝国方面の偽装工作の桜、この中長期同盟の4軍が侵攻を開始。
中長期同盟多国籍軍海軍提督に前回の海戦に功績を上げた元海賊のスピリット。
空軍大将に天馬騎士の長アーカイブ。
中長期同盟多国籍軍海兵隊大将にドワーフより戦士長ガンゼル。
中長期同盟多国籍軍陸軍は客将の信が率いる。
中長期同盟多国籍軍水軍傭兵隊大将に功績を上げた元海賊のレイス。
武装鉄道憲兵隊司令官に功績を上げたドワーフよりバンゼレ。
ガンゼルとバンゼレは双子、スピリットとレイスは元々の海賊船が一緒。
アーカイブはシスティーナの恩師。
「戦局は傾いた。ピザン帝国は軍を分けるしかない」
「するとどうなるのじゃ?」
「先ずは制海権は中長期同盟多国籍軍海軍が勝つだろう、海兵隊の揚陸艦は100%に上陸する、海軍提督のスピリットは計画に従い天馬騎士500を海兵隊につける」
「ふむ」
「陸軍は北上中、ピザン帝国の貴族達も劣勢は避けられない、空軍主力は陸軍に随伴している、より高いレベルにピザン帝国の軍を叩くだろう、陸軍はパイク、ランス騎士団、火炎放射器、連弩、長弓、大盾、新型バリスタ、旧式バリスタ、精鋭より選抜した擲弾兵、精鋭より選抜した狙撃手、精鋭より選抜したハルバード、精鋭より選抜した戟、精鋭より選抜した槍投げ、精鋭より選抜したハンマー投げ、精鋭より選抜した砲丸投げ、精鋭より選抜した円盤投げ、こうなるな」
「ふむ」
「先ずはピザン帝国は軍を分けるしかない、一部は陸軍に当てる為に南下、ピザン帝国貴族達に条件付き降伏は十分、こうなるな以上、ピザン帝国は全軍をだす。問題は決戦上になる霊峰ピザン山脈方面よりピザン高原になるな」
「ピザン山脈とは?」
「ピザン山脈はピザン帝国の主要鉱物資源を発掘する大事な懐だ」
「ピザン高原とは?」
「先ずは高原は高所にある、ピザン高原は高度400mから1000m、高山病も2000mから始まるとされる、ピザン高原は高所も、高山病は避けれるだろう」
「高山病とは?」
「高度2000m位から発生する頭痛、吐き気等の症状と、低酸素状態に適応できない平原の民にある病気だ」
「なるほど、空軍は?」
「1200mから1500m」
「なるほど」
「だが馬の練習が足りなかった」
「そうじゃの」
「馬車だし」
また軍医、衛生兵も随伴、光の属性を操る僧も随伴、主な軍に配属されている。
「炊事係は料理人が担当する、軍の士気に関わるので民間人を雇用、所謂の軍属だな」
この貴族達に条件付きの降伏は毎回、信は荒い扱いはしない、丁寧に攻略。
「財産は問題ないも、物資は貰います」
「仕方ない、戦いよりマシだ」
「はい。では失礼します」
ピザン帝国貴族達も信が荒い扱いはしない為に迷って交渉から、物資は受け取る位に妥協、海兵隊は上陸から交渉に入る。
中長期同盟多国籍軍は戦力が少ない、抵抗力はない方がいい。
このピザン帝国攻略を進める。
中長期同盟多国籍軍水軍傭兵隊大将のレイスは焦る、戦力は桜しかない、物資は桜用、ひたすらに偽装工作、また信の雇用した輸送商会が運ぶ人形、迷彩色のカバー等。
「副官、後方から宴会を集めろ、中長期同盟多国籍軍水軍傭兵隊は大宴会を行う!」
敬礼した副官は部下に命令、大宴会を行う為に集める。
中長期同盟多国籍軍内の後方に配備された軍属組合、この信の桜を強化する為に全権を許可されている。
「軍属組合は桜町に大宴会を行う」
コードネーム桜町、メセン帝国方面桜、この大動員を開始。
一世一代の大ばくち、凌げはピザンからメセンに軍は集中する。
信は錬金術師組合に依頼、桜用の提供、より桜が咲く為により多い桜を依頼した。
ドワーフの大工廠に依頼、桜町に物資を送ること。
酒豪、大食漢、大道芸人、道化師、歌手、踊り子、冒険者、退役軍人等を大動員。
各組合に桜町の協力は依頼してある。
コードネーム桜町を成功させる為に中長期同盟は必死にこなした。
ピザン高原、陸軍と空軍主力が接触した大軍の前に布陣。
「あー。お怒りかんかんだ。ピザンの大軍だしな」
のんきな性格とおっとりした性格に高い統率力と戦術、作戦能力に、戦略眼を持った中長期同盟多国籍軍五軍制客将の天河信。
「よ~し、空軍は偵察、最低高度を維持、最大高度を許可する」
この布陣は進む。
「先頭は華だ。中長期同盟多国籍軍騎士団のランスチャージをお任せする、逝ってこい」
騎士団のランスチャージが開始された。
フルプレートアーマーとパワーの首飾り、チェインメイル、馬に甲冑、家紋の馬飾り、右肩、背中のマントに国旗、様々にばらばらのランスチャージが走る。
「火炎放射器歩兵部隊は逝ってこい」
二番目に前進を開始。
「パイクファランクスは逝ってこい」
三番目の前進。
「他は陣地を作れ!」
新兵科の工兵、主な建築家、土木等の工事専門の大兵科。
ランスチャージの快速、火炎放射器歩兵部隊の快速、パイクファランクスの快速。
ピザン帝国の大軍は短槍、盾、鎧一式、騎兵や、騎士も旧式なまま。
中長期同盟多国籍軍の騎士団はランスを1本、投げ槍を1本、予備のランスを1本、カイトシールド、サーベルを持つ。
騎士団の接近中に槍投げ、ピザン帝国は食らう、ランスに持ちかえたチャージ。
火炎放射器歩兵部隊は背中に燃える油が入る金属製の箱、火炎放射器を持つ両手、太股、腰にある予備燃料。
全軍にパワーの首飾りを装備したパワフルな中長期同盟多国籍軍。
ランスチャージの前にアタック3を乱用、快速に進む。
火炎放射器歩兵部隊と接触した大軍の騎兵達に火炎放射の嵐。
パイクファランクスは前進中、この大サービスにピザンと決戦。
中長期同盟多国籍軍陸軍所属騎士団団長マークテックが名乗る。
「中長期同盟多国籍軍陸軍所属騎士団団長マークテック・アーマードボルト!」
騎士達は名乗る毎回。
火炎放射器歩兵部隊に追い付いたパイクファランクスは騎兵達に前進。
「あー、前は華だな、連弩兵部隊も逝っていいぞ」
送る毎回の歓声。
□□□□
中長期同盟内後方より桜町に集中、木製の武具に迷彩色のカバー、金属メッキ加工の様々。
レイスは大宴会を開始させた。
「よし、桜町は順調だ」
また信は中長期同盟内後方より自警団の創設、組合の創設、中長期同盟多国籍軍より臨時給付金と装備一式、大盾と片手斧、他の一式。
この自警団の中から選抜した精鋭を桜町に集中。
また信は中長期同盟内後方の農村長男、次男、三男、四男、五男等を軍属に雇用、桜町農兵団を結成した。
この大移動を支える鉄道、十字水道、駅馬車。
また信は服役中の囚人達を雇用、恩赦と旨いもんを約束、桜町に集中した。
中長期同盟内の大移動、桜町に集中する。
虚と実が混ざる信の大ばくち。
他に貧乏貴族の長男、次男、三男、四男、五男等を軍属に雇用、この桜町に集中。
この二つの決戦地、ピザン帝国は中長期同盟多国籍軍が強い事を理解。
「よ~し。空軍は偵察から戻れ」
銅メッキを燃やす。
「軍楽隊、前方に後退の音楽」
この形に軍楽隊の演奏に前方から後退。
空軍は銅メッキの可燃に戻る。
「アーマーボルト団長が最後か、華がありますか?」
「あったな。先陣は誉れだ」
「よかった。問題はないです」
この形にピザン帝国内に中長期同盟多国籍軍海軍、海兵隊方面を押さえつつ、中長期同盟多国籍軍陸軍、空軍主力を迎撃する作戦。
「ピザン帝国は負けた」
ピザン帝国ピザン高原方面軍司令官ユリウス・カーバイドは理解した内容を伝令に送る。
「自由都市群とドワーフの大工廠の中長期同盟は、既にピザン帝国を超過してる、戦えば負ける、退くことは難しい、さて」
一方、メセン帝国軍総大将メセン三世・メセンが聞いた報告。
「バカな、自由都市群とドワーフの大工廠が大移動だと?」
頷く密偵。
「ピザンの次はメセンか、侮れん」
一方のレイス。
「さて、中長期同盟多国籍軍五軍制総大将の客将のテンガ・シンの一世一代の大ばくち、乗るか、反るか」
「レイス大将、大宴会中にあれです。参加なさっては?」
「ああ。たらふく飲むか」
この桜町陣地を支える物資、人形と金属メッキ加工と迷彩色のカバー、ひたすらに増やす。
自警団選抜精鋭、農兵団、貴族子息隊は大宴会中を横目に計画に従い働く。
「ん、おまえ達は?」
「シンに雇用された囚人達です」
「なるほど、ありがたい」
「恩赦と旨いもん、よろしくお願いいたします」
敬礼した囚人部隊、またレイスは敬礼を返した。
虚は桜町、実は実働戦力を選抜した形に国境線の見張り基地システムに張り付かせた。
またドワーフの大移動。
また信の依頼を受けた都市部の市民兵が大移動中。
一方のスピリット
「制海権は握った。海兵隊は上陸した。海は静かなものだ」
随伴する天馬騎士500、海軍に残る鷲獅子騎士400。
「どれ、昔馴染みを呼ぶか」
中長期同盟多国籍軍五軍制総大将の客将の天河信は、スピリットに私略海賊船許可証を任せてある。
このスピリットの呼び掛け、海賊船が集まる。
「よう、私略海賊船許可証だ」
中長期同盟多国籍軍五軍制総大将の客将のテンガ・シンの名前が押された許可証。
「で?」
「ピザンの海を握る、それでいい」
この形にピザン帝国海洋は中長期同盟多国籍軍海軍と私略海賊船に制海権を奪われた。
一方の信。
「ん、ピザンは大軍主義、多勢に無勢に勝つ戦略上にある、何故に攻めない?」
一考。
「歩兵戦力、中長期同盟多国籍軍陸軍所属騎士団、空軍を動員する、空軍は空爆、二つは前方に布陣」
この形に布陣を整える。
空軍は空爆、毎回の燃える油樽の兵装から六個を投下、兵装はそのまま落とす、身軽に戻る。
アーカイブは満足してランプを投下、着弾と引火に激しく燃える。
ユリウスは理解した。
「ピザン高原は捨てる、後退だ!」
この形にピザンは後退を開始。
制海権を握る中長期同盟多国籍軍海軍と私略海賊船団は海に散開。
海兵隊は交渉と条件付き降伏の毎回、物資が多く、海軍に受け取る要請の天馬騎士10騎をだす。
この形にピザンは後退を継続中、信は予想外に困惑。
「ピザン、何があった?」
ピザン高原は陥落、ピザン山脈は陥落、この形に陸軍と空軍は進軍。
一方、レイスの布陣する桜町。
「自警団選抜精鋭、農兵団、貴族子息隊、市民兵隊、囚人部隊、なるほど、虚と実か」
「孫子曰く、虚と実を使い分ける将は凡将とは言いがたい」
「確かに、中長期同盟多国籍軍五軍制総大将の客将のテンガシン、一世一代の大ばくちにでたな」
この形に桜町陣地に展開する実働戦力。
一方、海兵隊大将ガンゼルは双子を思う。
「バンゼレ、わしは帰る、約束の酒を飲もう必ずだ」
この形にバンゼレは思う。
「武装鉄道憲兵隊は約一万、かき集めたものだ。海兵隊大将ガンゼルか」
一方のピザン帝国海洋は中長期同盟多国籍軍海軍と私略海賊船団が支配、この略奪は容赦ない嵐。
一方、信は予想外。
「ピザンが籠城?」
「はい」
「どうしたピザン、何があった?」
この布陣と新型バリスタに燃える油樽と火矢、旧式バリスタに燃える油樽と火矢、連弩兵の連射、長弓兵の連射、火炎放射器歩兵部隊は猛攻。
「天馬騎士は制空権、鷲獅子騎士は揚陸」
天馬騎士1500騎は制空権、鷲獅子騎士1400騎は揚陸の用意。
選抜精鋭が揚陸の箱に乗る。
猛攻中と薄い後方に揚陸、信は短槍に大暴れ、手がつけれないと騎士達はユリウスに報告。
「噂に聞くシンの力、単身に対した複数に発動に大暴れか、噂通りとは」
短槍の高速突き、また切り裂き、この為に殺到する精鋭を単身に無双する。
中長期同盟多国籍軍五軍制総大将の客将信が留守番を任せたシスティーナ。
「勝てる、だが城門があかんな」
鷲獅子騎士の揚陸の二回目は東門、三回目は西門。
神回避能力の高速、クリティカルダメージの高速、アタック3の毎回。
単身に数百人を殺害、鷲獅子騎士の揚陸は薄い北門の二回目。
揚陸の毎回、ピザンと大道路に大暴れ中の総大将、ひたすらに頑丈に作られた短槍、サーベル、投てきナイフ×6本。
「中長期同盟多国籍軍五軍制総大将の客将天河信である、ピザン帝国総大将に一騎打ちを申し込む!」
このユリウスは聞いた、槍を掴み、騎兵になって走る。
「ユリウス・カーバイドがお相手する!」
この一騎打ちに大暴れは止まる。
「中長期同盟多国籍軍五軍制総大将の客将天河信!」
全力疾走、槍に突く、ユリウスは高速の槍を弾くも、噂以上の百人殺し、逃走を開始したも、力に押し返される。
「ユリウス、天河信の力、戦士の誓い、一騎打ちは逃走不可能、借りた力だがな」
「なるほど、噂以上か」
信の投げ槍の技にユリウスの馬を殺し、ユリウスは槍を支えに跳んで退く。
サーベルを引き抜く信。
「天河信の武功となれ!」
サーベルの乱打、ユリウスの槍は高速に弾いていく。
「後十若ければ」
「時が惜しい、中長期同盟多国籍軍五軍制総大将の客将天河信は、ピザン帝国総大将ユリウス・カーバイドに即時停戦を求める」
「時が惜しいか、なるほど、ピザンとメセンは荷が重いか、いいだろう停戦だ!」
停戦の怒声、鷲獅子騎士、天馬騎士が停戦を避けんで回る。
この戦いにピザン帝国と中長期同盟多国籍軍五軍制は停戦が決定。
伝えに回る天馬騎士、鷲獅子騎士。
海兵隊は天馬騎士から聞いた、この停戦と海軍に伝える。
「よし、停戦だ!」
後は外交官達の交渉。
ピザン帝国の引き分け後、メセン帝国方面に全力移動中。
空軍は桜町陣地に到着後に飛行場に着陸。
「ピザンは?」
「中長期同盟多国籍軍五軍制とピザン帝国の停戦が決定しました」
「残るメセン帝国か」
ぎりぎりにセーフした。
システィーナが信を運ぶ。
「レイス、いるか!」
「シン、話は聞いた」
「ピザンと同盟は停戦した。外交官達の交渉だ。有利に傾くだろう、桜町陣地といくか」
計画の大宴会、この信が整える細かな配置。
「メセン帝国の布陣か、ぎりぎり」
このぎりぎりに桜町陣地は虚役の撤退、実役の展開。
「さあて、空軍は空爆、地上は防戦、地上は土嚢防壁の十列のみ後退を許可する!」
空軍の空爆、このメセン帝国の布陣に引火、この形に桜町陣地の実役の防戦が開始。
市民兵隊、囚人部隊、自警団選抜精鋭、農兵団、貴族子息隊、水軍傭兵隊、武装鉄道憲兵隊、多国籍機動隊、多国籍守備兵隊、多国籍騎士隊、多国籍近衛兵隊。
このドワーフの大移動が完了し、桜町陣地に乗り込む。
「来たかドワーフ!」
この接近中の大軍、ドワーフ達は信が委託したフッドマン・フレイルを両手に展開。
この激突、信はシスティーナに留守番を任せ、大暴れにいく。
信の単身に対した複数に発動する大暴れ、このメセン帝国歩兵達は手がつけれないと騎士達に報告。
中長期同盟多国籍軍五軍制総大将の客将天河信の大暴れ、百人殺しは伊達がない。
「来たか!」
精鋭群に対した信の突撃、この大暴れ。
「中長期同盟多国籍軍五軍制総大将客将テンガ・シン殿とお見受けする、私はメセン帝国近衛兵団上等兵のカシマ・アナハイムだ。一騎打ちを申し込む」
この大暴れは止まる、この一騎打ちの嵐、精鋭群が400と返り討ち。
信の単身に対した複数に発動する大暴れ、一騎打ちがマシと言われた力。
メセン帝国近衛兵団の団長が来る。
全長2m20cm、体重150kgの大男。
「メセン帝国近衛兵団団長キセル・アカシ」
この形にメセン最強がぶつかる。
「中長期同盟多国籍軍五軍制総大将客将天河信!」
一騎打ちがマシ、流石に強者の百人殺しと大男。
バトルアクスの二刀流のキセル、信は短槍を力任せに投げ槍、また全力疾走を開始、サーベルを引き抜く、このキセルは短槍を弾く、サーベルに突き技の信に二刀流を振り回す。
サーベルを犠牲に投てきナイフを引き抜く、キセルはバトルアクスの二刀流を加速。
投てきナイフの1本がキセルの右肩に刺さる、この一撃にキセルはバトルアクスを落とし、片手のバトルアクスを投げつけ、全力に逃げる。
「くそ、投てきナイフか」
大暴れ発動、投てきナイフに無双する信。
数百人を殺害、千に至る位の殺戮を繰り返す。
超人的な見切り、回避100%の回避率、攻撃が急所に一撃必殺の毎回。
投てきナイフが砕け、また引き抜く、また無双、また砕け、また引き抜く。
「退くか」
全力疾走に逃走、千に至る殺害、千人殺しと呼ばれた。
システィーナは信を歓迎。
「劣勢だ」
「やはりそうか、海軍と海兵隊の空軍がつけば形勢も変わるが」
この空爆と火計に焼き払う、武装を纏い、二回目は大暴れ。
システィーナは防戦しかない現状の妥協策を探る。
「水軍傭兵隊大将レイス、武装鉄道憲兵隊司令官バンゼレ、空軍大将アーカイブ、打つ手はあるか?」
左右の3人。
「ふむ、じり貧か」
大暴れ中の信が引き付ける最大戦力、この形にコツコツと北上、味方と切り離す。
「マシか」
この形にメセン帝国の大軍は被害より後退。
残存の戦力をかき集め、信は光属性に治療等。
「時間稼ぎに遮蔽物を作れ!」
この形に遮蔽物を作る将兵。
「一応は残存は7000、怪我人で動かせんが4万」
「マシか」
「一応は範囲系の治療だ」
この他に軍医、衛生兵等も活動。
「遮蔽物は大正解だ。俺でもそう命令した」
「そうか、マシか」
「土嚢防壁の十列を犠牲に火計する」
この形に火計の用意、この他に海軍と海兵隊の空軍が間に合う。
「はい空軍は休憩時間」
天馬騎士2000騎、鷲獅子騎士1800騎。
「土嚢防壁は火計するぞ」
この敵軍は再編成と騎士を中心に重装備に前進を開始。
「はい。火計用意」
土嚢防壁の十列事に焼き払う。
「見張り基地に籠るぞ」
跳ね橋、水の堀、木製の城壁、見張り矢倉等。
「一応はメセン帝国の大軍、よくしのいだ。おめでとう」
拍手の信、だが真正面は鎮火した位に歩兵が前進。
「工兵は土嚢防壁を築け、歩兵は城壁から迎撃、射程距離の弓矢、魔法は城壁から迎撃」
この指揮は信がとる。
「空軍は兵装に火計」
空軍3800騎は離陸、最低高度に上昇、燃える油樽を投下、魔法の火が焼くと引火。
「一応は持ったな」
この形にメセン帝国は退く。
治療等、片付け等、工兵達はまた工事再開。
メセン帝国方面軍は4万7000人の残存、空軍の全軍を合わせた5万以上が生存。
「一世一代の大ばくちに勝ったな」
この中長期同盟多国籍軍五軍制総大将客将天河信の大暴れ、名将の指揮、苦手がない魔法関係、この形に救われた中長期同盟多国籍軍五軍制。
結構な残存戦力、2か国の正面戦はきつかった。
戦後処理は進み、ピザン帝国、メセン帝国は陥落はしなかったも、大被害を受けた。