第4話、野良騎士と孫子
信の誕生日まで10日、信を訪ねてきた野良騎士の少女。
「システィーナという、ウールの町の戦い、ウールの雷雨、百人殺し、制海権、制空権、発明品の品々、貴方がシンか?」
「そうだよ。カイトシールド、短槍、腰にツーハンドソード、小手、具足、胴鎧、マント、ヘルム、マスク、騎士さん?」
「主君のいない野良騎士だ」
「なるほどね、戦場の紹介ではないけど、アージ王国から将軍待遇の客将を頼まれてる、ついてくる?」
「ありがたい」
「馬車に乗って、でるよ」
馬車に乗る野良騎士、この町から村、村から集落、また都市から町に渡る冒険者ギルドの駅馬車。
「資料によると騎兵5000騎、歩兵4万、弓兵5000人、兵器のバリスタ40、兵器のカタパルト40、自由都市群の連合軍が戦ってる相手」
「ふむ、将としてどうする?」
「味方は騎士が4000騎、歩兵が3万、弓兵が5000人、新型バリスタ40、旧式バリスタ40、また冒険者ギルドから燃える油を大量に買った」
「火計か」
「で天馬騎士が400、獅子鷲騎士が400」
「なるほど、制空権か」
「そういう事、空軍あるから地上を焼こうかと思って」
「なるほど、効果覿面だな」
「そうなんだよ。敵は空軍なしだし、やりたい放題」
「なるほど」
「味方は十分だけど、前線の将が防戦に徹してるの、じり貧から負ける」
「なるほど、不味いな」
「そうなんだよ。野良騎士さんは馬できるでしょう?」
「ああ」
「馬に前線に運んでくれない?」
「人数は?」
「俺、キャラメリゼ、野良騎士」
「なんとかなるな」
この馬に前線に走る。
「ごめんね、馬に乗れなくて」
「なるほど、ふむ」
この形に前線。
「アージ王国から派遣された客将の信です。どうかよろしくお願いいたします」
「将軍は負傷され、危篤だ」
「あちゃー」
この客将の信が受け持つ。
「天馬騎士、鷲獅子騎士、燃える油を積んで、敵をばーと焼こうか」
燃える油を積む、上空1200mを最低高度に命令、反撃を受けない高度から燃える油樽を投下、弓兵は火矢、新型バリスタは火矢、旧式バリスタは火矢、攻撃魔法のファイアーに焼く。
「景気いいね。錬金術師も、職人達も大繁盛だ。商人達も笑いが止まらない、じゃ二回目いっこ」
燃やす毎回、敵軍が燃える。
「空爆は地上部隊を攻撃専門、制空権の維持に天馬騎士10騎に制空権を維持せよ。他は攻撃専門だ」
この形に燃やす。
「努力ってなんだろう」
「戦争の前の準備に勝てる」
空爆の毎回、空からランプの投下も始まる。
景気よく燃やした。
「前の将軍さん、一応は治したけど」
「助かった。死なれたら困るからね」
この客将の信が勝った。
前の将軍は信と交代の形、この空軍を集める、燃える油樽を集める。
「天馬騎士が1000騎、鷲獅子騎士が800騎、景気よく燃やすか」
攻撃専門の空爆、制空権の維持に10騎。
景気よく燃える、敵軍の増援を制空権の分隊が確認。
「客将、敵軍の増援が7万」
「歩兵?」
「歩兵です」
「そっか、燃やそうか」
この客将の信が景気よく燃やす。
「燃えるな、燃え落ちる城の、朽ちる旗に劣る、一計と一罰百戒」
容赦なく燃やす。
「客将、7万は燃えてます」
「ロマンだね、前の敵軍は歩兵に槍を渡して、ファランクスしようか」
歩兵にファランクス、槍歩兵の密集隊形、この為に燃え落ちる城の、朽ちる旗に劣ると詩の信。
「どれくらいが生きてる?」
「どれくらいかと言いますと、前の敵軍が2000人、増援の生き残りが400です」
「そうか、大変だな、攻めると城が落ちる、じゃあ騎士に進もうか」
騎士4000は侵攻を開始。
敵軍の2000人をファランクスに蹴散らし、弓兵の5000人、新型バリスタ40、旧式バリスタ40は移動。
天馬騎士に偵察、索敵、警戒、夜間は鷲獅子騎士が担当。
「孫子曰く、敵地の兵站は後方の金の蔵に勝る、1勝とは、即ち敵地に買い物すること」
買い物するコツ、圧力に戦費を払って、和解金を払って、将兵に給与を払ってと語る。
ひたすら敵に集る信、部下達が立派だと認めてる。
「じゃあ、城塞都市攻略戦、燃やそうか」
燃える油樽を投下、火を放つ。
鷲獅子騎士から吊り下げた箱から揚陸する歩兵二名、天馬騎士は攻撃中。
鷲獅子騎士800、歩兵1600、客将の信が揚陸、猛攻を加える。
スピード最優先に槍に突撃、パワーの首飾りにアタック3、猛攻を加える。
城門を開く、歩兵が流れ込む。
城塞都市ガン陥落、大国メセン帝国は慌てる。
「メセンが払うまで攻める」
部下達から神ってると言われた客将の信、攻める毎回、空爆が常に正解。
鷲獅子騎士800は揚陸戦、信も揚陸したら槍に猛攻。
城塞都市4ヶ所が陥落、大国メセン帝国は慌てる、この支払う金を貴族達が支払う。
「確かに足りた。じゃあ帰るか」
この帰る位に済んだメセン帝国の危機。
戦費のメセン帝国負担、和解金の支払い、将兵の給与。
「よくやった偉い」
「儲かりました」
物凄く強い客将の信、最高百人殺し以上の400殺しの無双しまくった。
自由都市群は万歳、野良騎士のシスティーナは天馬を鍛える。
「じゃあ帰るか」
ウールの町の冒険者暮らし、野良騎士のシスティーナは天馬を貰う。
また錬金術師のキャラメリゼは金一封を貰う。
自由都市群の国境に要塞を築くメセン帝国。
「要塞かぁ、要塞ねぇ、いまいちな軍備、やる気ねぇな。助かった。明日は晴れだ」
対に見張り基地を国境線に十数ヵ所。
「また集りか?」
「何言ってんだね君は、国家存亡の秋は戦費を払えない税収、将兵を養えない国家、荒れ果てた城塞、荒野の国境、焼け落ちた城、君はわからないのかね」
またむしりとる気満々、天馬野良騎士のシスティーナは空が分かる、カイトシールドと槍、だが時代は攻撃専門、制空権争いはない。
また旨いもんを食う気満々の信、見張り基地システム、狼煙システム、前線から自由都市群の中心地までを網羅。
狼煙の一個に侵攻した一万、狼煙の二個に二万、狼煙の三個に三万、狼煙の四個に四万等。
「客将、制海権できますか?」
「多少はできる」
「提督を頼みます」
「天馬騎士、鷲獅子騎士、燃える油樽、用意、もちろん戦費負担、和解金負担、将兵の給与負担はお願いしたい」
王家に好い将だと絶賛された信、この海の戦い、天馬騎士、鷲獅子騎士は制空権、燃える油樽の投下、ランプの投下。
「景気いいね」
無敵艦隊が燃える、ガイア世界最大規模の艦隊が燃える。
「じゃあ、攻めようか」
乗り物に滅法に強い信、船酔いもない。
攻める毎回、千年帝国ピザンが燃える。
貴族達が支払う、貰って帰る。
自由都市群の船団に天馬騎士用のガレー船、鷲獅子騎士用のガレー船を追加。
「じゃあ帰るか」
陸海空の三軍を扱える万能主義の客将の信。
「ハルバード、戟だな」
ハルバード兵、戟兵は追加。
大盾兵の追加。
信の単身者対複数に発揮する大暴れ、強面の戦士達が手がつけられねぇと弱音を吐いた位に力を発揮。
「100mは四秒か、25mを一秒、フルマラソンを30分か」
ウールの雷雨はめっちゃ速い短槍使い、また傾国の救世主、千年帝国ピザン、大国メセン帝国を下し、勢いよく生きる。
スピードイーター、大暴れ、勇者の証、英雄の証、燃え尽くす罪、償いの火を操る。
「じゃあ長槍でいこうか」
パイクの5mの長槍、また倍のサリッサを投入。
騎士にランスを渡す。
騎士はランス、天馬騎士はランス、鷲獅子騎士はランス、騎兵はランス。
制空権の争い、制海権の争い、この著書の信の戦い、この対自由都市群にピザンは要塞を築く形。
見張り基地システムの追加、狼煙システムの追加。
「北はピザン、西はメセン、南はドワーフの大工廠、西は海、当座は持つな」
見張り基地システムに土嚢防壁を築く、また塹壕を築く。
信の16歳の誕生日は遅れた40日目に行う。
「やっと16歳だ」
「おめでとう。私は14歳だ」
「13歳」
「じゃあ祝うか」
信の大暴れ、一度に暴れ始めたら手がつけられない、単身に信と渡り合う稀な達人は少ない。
大暴れの神回避、クリティカルダメージ、この狙った全員が神回避され、背後から一撃すら神回避、この為にウールの町の最強クラス戦士。
盗賊団等を軍に討伐、治安維持と盗賊達を更生施設に入れる。
「システィーナはランス、カイトシールド、鎧一式、ロングソードか」
「改善した」
「短槍で十分」
信のジャンプ力は120cmを超過した4m。
ドワーフの大工廠が南を遮り、北と東は大国に挟まれ、自由都市群は臨戦態勢。
「よし、酒を買う、ドワーフの大工廠が埋まるくらい」
「どうするのですか?」
「ドワーフの大工廠と同盟を結ぶ、中長期の同盟をな」
酒を満載、ドワーフの大工廠に贈る。
「人間、何の用だ?」
「ドワーフの大工廠と中長期同盟を結びたい」
「具体的にどんな同盟だ?」
「背中合わせの大戦略で北と南」
「ふむ、なかなかのお手並み」
「金を贈る」
「いや、馬にしてくれ」
「わかった」
自由都市群は馬を贈る、ドワーフの大工廠と中長期同盟を締結、背中合わせの大戦略が開始。
「天馬、鷲獅子を大量飼育すっぞ、軍用としてな」
天馬、鷲獅子を飼育、適正は乗る。
新型バリスタは連射性能の代わりに射程距離が短い、この為に旧式バリスタと併用。
駆逐艦にガレー船の200用、巡洋艦に帆船の400用、戦艦にガレアスの500用を追加。
また東の前線から西の海に水道工事、土嚢を銅貨100枚に買うと宣伝。
水道の土嚢を買う、この毎回の進み、ドワーフの大工廠は北の見張り基地システムと大工廠を結ぶ水道を要請。
この十字の水道が築かれた。
水道の横に歩道を整備、近い村、町、集落に公園を整備、近い都市に体育館を整備。
好景気とピザン帝国は陸の軍を送る。
「来なすった」
水道に北上、ドワーフの大工廠も水道を北上。
人間とドワーフの多国籍軍。
「よ~し間に合った」
「天馬騎士500、鷲獅子騎士400です。半数はメセン帝国方面に」
「あー、なるほど、すると新型バリスタだな、燃える油樽と火矢」
「旧式はどうします?」
「もちろん燃える油樽と火矢だ。燃やすぞ」
初戦、軽装な騎兵1万騎。
「パイクにファランクス、騎士団はランスに快速」
パイクファランクス、多国籍軍の騎士団はランスチャージ、すいすいと進む。
「よ~し、初戦は勝った。明日は決戦だ。焼くぞ」
このピザン帝国陸の軍10万、布陣した土嚢防壁を壁に、新型バリスタ、旧式バリスタを配置、空軍は燃える油樽を兵装に吊り下げた。
攻めるピザン帝国陸の軍、空軍は空爆、ランプを投下、新型バリスタは連射、旧式バリスタは単発。
16歳の若僧に負けんと挑んだピザン帝国陸の軍の将軍。
空軍は1200m以下は飛ばない、パイクファランクスの壁が長い。
「よ~し、順調だ。多国籍軍の制海権は?」
「とってます」
「よ~し、反撃はない、多国籍軍騎士団はランスチャージ」
出撃の多国籍軍騎士団、ランスチャージのすいすいと進む。
「よ~し、ファランクスは前進」
味方の前に、後方は待機、空軍は飛行場に戻る。
「押し返せ、未来永劫の勝利の為な!」
この戦いにピザンは大敗、侵攻を開始する多国籍軍。
「よ~し、要塞を焼くぞ」
火計の嵐、要塞は2日に陥落、ピザン帝国は大敗、侵攻中に多国籍軍に戦費、和解金、将兵の給与を貴族達が支払う。
先ずは勝った。
酒と飯、この後に国境線に土嚢防壁を十列に築く。
新型バリスタ、旧式バリスタはドワーフの大工廠も生産。
焼いた戦い、火計将軍シンと恐れられた。
天馬の大量飼育、鷲獅子の大量飼育、また信は気球を開発、自由都市群、ドワーフの大工廠の見張りに置いた。
「よ~し、順調だ」
天馬野良騎士のシスティーナは戦いに参戦し、様々に成長。
「ドワーフは強い、代わりに数が少ない、欠点は間合い、代わりに工業に長ける、自由都市群の兵站は間に合った」
信は蒸気機関車を開発、自由都市群、ドワーフの大工廠に着工。
海軍に新型バリスタを搭載した砲艦を配備、代わりに長射程の旧式バリスタと併用。
硬い守り、強い軍、強い将、中長期同盟の証、このドワーフの大工廠の失った国土の回復運動に参戦。
勝った毎回、中長期同盟の成功。