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1話

この作品は他のサイトで数年前に書いたリメイク版です。

「私と、恋をしない?


どちらが先に落とせるか勝負をしようよ!」





私は放課後、誰もいない屋上で学園1の美少年、鬼月悠真(きづきゆうま)に話しかけた。


「はぁ?お前何言ってんの?」


「あら?私を落とす自信がないのかしら?なら別にいいわよ、私の勝ちね?

いい加減貴方とは決着をつけたかったの、どちらが学園1の称号に相応しい美しい者なのか…」



「なに言ってるか俺にはわからないけど、知らないうちに負けるのは癪だな…


いいよ、その勝負受けてやるよ」



「じゃあ、期間は今から10ヶ月、今は4月だから来年の2月までね?10ヶ月後に答え合わせをするわよ!」


「わかった。じゃあ今から彼氏、彼女ということで…」


「なら、行きましょう!放課後デートよ!」


私は内心でやった!と思いこれから恋することができると思った…






 




私は狐白千晴(こしろちはる)、17歳。

今、同い年の鬼月に話しかけ勝負を仕掛けたところ。

なんで私がこんなことをしているのかというと、それは……恋をしてみたかったから…



私ね原因不明の病気なんだって…

それも生まれた時からで長くても18歳までしか生きられないみたい…

それでね最後に心残りがないように恋愛がしたいなって思ったんだ。


でも誰でもいいわけじゃないの、まず私の美貌にすぐに落ちない男性がいいんだけど私はとても整った顔立ちをしているみたいで、すぐに男性は私に惚れてしまうんだ。

街を歩いていると、モデル事務所や芸能事務所にスカウトされるから自惚れではないはず…

だからね私は、学園1の美少年と呼ばれている鬼月に勝負を仕掛けたのだけど…


鬼月に悪いことをするって自覚はあるけど、鬼月なら私がいなくなっても気にしなさそうじゃない?

すぐに新しい彼女とか作るだろうし、あっという間に忘れてくれて、昔こんな奴と付き合ってたなってたまに思い出してくれるくらいでいいんだ…








「お前は、どこ行きたい?」

「お前じゃなくて千晴ね?」

「わかった。じゃあ千晴どこに行きたい?」


私達は街中を歩きながら話している。



「うーん、私はあんまりわからないからオススメの場所とかはある?」

「千晴は放課後友達とかと遊びに行かないのか?」

「うん、すぐに家に帰っちゃう」


「そうなんだな…じゃあゲームセンターとか行ったことないのか?」

「ゲームセンター?ってゲームができるところってこと?」

「お前…まじか…

じゃあ今日はゲームセンターに行こうぜ」


「うん、いいよ!楽しみ!」

「じゃあこの通りを真っ直ぐ行った先にあるからこのまま歩くか」








「ここが…ゲームセンター?あのぬいぐるみが台に置いてあって上に吊るされているのは何?」


私達はゲームセンターに着き、私には見たことのないものばかりで色々悠真に聞いてしまった。


「あれはクレーンゲームっていって上にある、クレーンで下にあるぬいぐるみを取るんだよ」


「面白そうね、やってみたい!あっちの犬のぬいぐるみがいいな!」


「千春は犬が好きなのか?」

「うん!可愛いでしょ!」


「そうだな…」


私達はクレーンゲームの前に移動し悠真に説明を受ける。


「100円を入れたら機械が動くから、この1番のボタンと2番のボタンを順番に押してクレーンの位置を決める。そうすると後は勝手に動くからぬいぐるみを取るだけ…やってみな」


「うん!えっと100円玉を入れて…




うーん、難しい…全然取れないや」


「千晴は下手だな」

「うるさいな〜

初めてなんだからしょうがないでしょ!」

「俺がとってやろうか?」

「え?取れるの?」

「たぶんな…」


そう言いつつ鬼月は500円玉を入れクレーンを動かし始めた。鬼月は徐々に落とし口の方に近づけていきついに5プレイ目で犬のぬいぐるみが取れた。


「ほら、やるよ…」

「あ、ありがとう!今、500円渡すね!」

「いや、いいよ付き合った記念だ…」

「本当にありがとう!大事にするね!」


私はとても嬉しくていつの間にか笑顔になっていた。


「別に…このくらい、いつでもとってやるよ」


鬼月は顔を少し背けたが、照れていたのか耳が真っ赤になっていた…


「じゃあ次はあの太鼓みたいなのやりたい!」

「あぁ…あれは音楽ゲームだな。赤と青のアイコンが画面に出てくるからあの太鼓とバチで叩くんだよ」


「面白そう、行こう!」


私は鬼月の手を取り引っ張った。


「たくっ…しゃーねーな」


私と鬼月は音楽ゲームを楽しんだ後車のゲームやコインゲームをして楽しんだ。

あっという間に時間が過ぎ、夜の18時になってしまい解散となった。


「本当に送っていかなくていいのか?」


「うん、大丈夫だよ。鬼月、今日は色々教えてくれてありがとう、とても楽しかった!また明日からよろしくね!」


「あぁ…てか俺は千晴って呼んでいるのに千晴は苗字呼びっておかしいだろ。悠真って呼べよ」


「いいの?じゃあ悠真って呼ぶね!また明日ね、バイバイ!」


「あぁ…じゃあな」


私は手を振りながら悠真と別れた。

私は家に帰り、自分の部屋に入った…


「今日は、とても楽しかったな…

この犬のぬいぐるみは大事にしないとね…」


私は今日の出来事を日記に書いた。



コンコン


「千晴?入るわね」

「うん、なぁに?お母さん」

「今日は遅かったのね?病院だったの?」

「ううん、違うよ…私ね彼氏ができたの…」


「そうなのね…でもその子は知らないのでしょう?千晴が後1年しか生きられないのを…」


「うん…最後まで言わないつもりでいるよ…

最後はたぶん入院すると思うからその前までには別れるつもり…」


「千晴が決めたことなら私やお父さんは反対しないわ。でもね何かあったら教えてちょうだい?

協力できるかもしれないから…」


「うん…わかった、何かあったら言うね?」

「えぇ…それじゃあご飯にしましょう?」

「うん」




私の家は狐白(こしろ)家の本家筋だ。

狐白とは大昔からある家柄で今はファッションブランドを手掛けている。


私の両親は仕事で忙しいはずなのに私の命が残り少ないので、いつも一緒にいてくれる優しい両親だ。両親共に私の目から見ても美男美女でモデルや、芸能人と言われても信じてしまう。

まぁ実際に母親はモデルをしていて、その時にデザインをしていた服が父親のだったらしく、2人とも一目見て恋に落ちたらしい。

母親はトップモデルだったので昔はそれで報道されたみたい。


そんな、狐白家はこの国、桜璃(おうり)で三大妖怪と呼ばれている、鬼、狐、天狗の中の狐らしい。


まぁ世間には私の家が妖怪だと言うことは秘密だけどね。基本的にどの家が妖怪なのか人間なのかはわからない。

妖怪の仕事は本家にいる当主のおじいちゃんとおばあちゃんが行っているから基本的には何も知らない。


どうも妖怪の仕事は表舞台から降りた隠居組がするみたいで、私のお父さんやお母さんも私が表舞台に立ったら隠居するからその時に妖怪の仕事を引き継ぐんだって。でも私が表舞台に立つことはないから….

どうするんだろうね?


あと、妖怪は人よりも寿命が長いんだって。それに妖怪と交わった人間もその妖怪によって寿命が伸びるみたいだから隠居した後でも裏の仕事をすることができるらしいよ。


実際に狐に化けることはできないけども、寿命が他の小妖怪よりも長いから三大妖怪に数えられているらしいしね。


この世界は人間と妖怪が共存している世界で妖怪は人間と同じ見た目をしているため、言われないとわからない。

ただし位の高い妖怪ほど顔が整っているから、顔が整っていることは一つの見極めポイントだ。

まぁうちは父親が狐白の人間で、母親は純粋なる人間なのに顔が整っているって言うね。


妖怪と人間が交わっても妖怪の血は薄れないらしい。

むしろそのままの純度で受け継がれるんだって…

そして妖怪同士で交わった場合は位の高い方が優先され、子供は位の高い方の妖怪になる。


大妖怪同士が交わった場合はあまりないけども、どちらの妖怪も生まれてくるらしい。


まぁあとは、三代妖怪はこの国に掟をつくり、小妖怪が悪さしないように見張っているくらいかな。


誰に説明しているのか分からないけど…

この世界はこんな感じ

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