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頼庵のエッセイ集

活動報告に彩を!!

作者: 藤谷 K介(武 頼庵)


 本日もちょっと真面目な話をしようと浮上してきましたK介です。

 あ、そうそう!! 私のエッセイですが基本的には藤谷K介名義で掲載しておりますけど、武頼庵と同一人物ですので、感想欄などで私の事をお呼びいただくときは、『庵さん』とか『庵ちゃん』とか、頼庵の時と同様にしていただければと思います。


 さて本日の話題ですけど、タイトルにもある通りですね、活動報告に彩を!! という事をテーマに話をしたいんですが、内容的には活動報告でよく見かけるバナーに関してとなります。


 皆さんの活動報告を拝見していると、色々と趣向を凝らして『お伝え』していらっしゃいますよね。

 なろうに登録したばかりの時って、どうしても勝手がわからずに、そもそも活動報告というものの存在すらも分からなかったりしますから、簡素な活動報告を上げているという方も多いんじゃないかなと思います。


 そういう方のためにと言いますか、心優しいなろうユーザーの方々がいらっしゃいまして、活動報告で使えるコード類を、無償でご提供なさっているという事もありますし、作品のバナーなどを手掛けられて送ってくださるという方もいらっしゃいます。


 そういうバナー等を創作してくださる方を、『バナー職人』・『バナー屋さん』などと呼称される事もありますけど、もちろんなろうにいるのですから、この方々も作品としての小説を書いているわけです。


 私はですね、このなろうに登録なさっておられる方々の事を、『クリエイター集団』だと認識してまして、得意なものをいかんなく発揮されてこのなろうに彩を与えてくださっている集団だなと、尊敬のまなざしで見ております。


 えぇ……見ているだけというわけではなく、じつは私もバナー等を製作している一人なんですよね。


 バナーとひと言で言っても、作品のバナーや自主企画の宣伝用バナー、ファンアートの様なバナー等さまざまありますが、私が手掛けているのは主に企画用のバナーとファンアートの様なバナーとなります。


 どうやって作っているの? 何を使っているの?

 

 割と質問されるんですよね。

 なので、ちょっとだけですが、どうやって制作しているのかを公開しちゃおうかなと思います。


 今回はそうですね、どちらにも共通する作り方をお話ししましょうか。



 私が使っているモノというのがですね、PCだけなので、ペンタブ等は使用してませんから、PCで使えるサイトなどを利用して制作しています。


 まず初めにするのがイメージを掴むこと。

 ファンアートバナーにしても企画用のバナーにしても、イメージを掴むことが大事で、ファンアートならどういう人物像なのかを作品や接してきた感じで読み取ってますし、企画用のバナーですと概要を読んである程度の季節感やテーマに沿ったものを思い浮かべます。


 次に取り掛かるのがイラストを造る。ですね。

 造ると表現してますが、以前は自分で描いていたりもしたんですけど、最近では便利なAIイラストサイトを利用して作ってます。

 私が使っているのは『Leonardo.AI』というAIイラストサイトです。


 以前のこのサイトは英語版しかなかったので、結構苦労してましたけど、最近は日本語版も有りますので(翻訳機能もあるので)割と手ごろに作れるんじゃないかな?


 私は英語版のままで使ってますけど、人それぞれにやり方はあると思います。


 上記を使い自分で納得がいくイラストが出来上がるまで何度もトライ&エラーを繰り返し、出来る限り最初にイメージしたイラストに近いものを作り出します。


 この時にですね、私の場合は数点ピックアップして保存しておいてます。



 次にやる工程が上記で作ったイラストの修正・加筆ですね。

 皆さんも割とご存じかもしれませんが、AIイラストって万全じゃないんですよね。風景などはとても綺麗に描いてくれるんですけど、人物に関しては苦手なようで……。

 腕が多かったり少なかったり、指が片手だけで10本あったり、顔がのっぺらぼうのように、人間のモノとは思えないものという様な事が多く有りまして、コレラを修正・加筆して行きます。


 この工程で使っているソフトは『クリップスタジオ』ですね。略すとクリスタと言いますが、こちらの方がなじみ深い方が多いかな?

 このクリスタですが、アニメーションや漫画風な物も描けたりしますので、なかなか使い勝手がいいんですよ。

 

 このクリスタで、本絵をセットして、その上にレイヤーを重ねるようにしながら修正して行きます。

 この時にもちろん修正した後のイラストと、元のイラストは別名で保存しておきます。

 この工程を、作っておいた数点のイラストすべてにします。


 そしてここからまた別のサイトを利用して、イラスト内で使用する文字などを造ります。

 自分で書いたりもするんですけど、私の場合は工業用の文字を書く癖がついてしまっているので、逆に見にくい場合が出てきてしまうということが有りまして、現在は自分の字とこの文字を造るサイトを利用する割合が1:9程になってますね。

 使用しているサイトは『ロゴ加工ドットコム』という、無料で使えるサイトです。

 このサイトはフォントの種類も豊富なので、色々な場面でも使えますよ。


 こうしてこのサイトでバナー用のロゴを作るのですが、この時に元にするイラストとの色味や大きさなどを微調整しつつ、合うものを何度か何パターンかに分けて作ります。


 自分で納得したら、先ほどのクリスタを使い編集作業にはいり、イメージに合うようにバランスを取りつつ貼り付けたり書いたりしていきます。



 簡単に作り方を説明すると、こんな感じですね。

 あ!! 因みにですが私は小さい頃から絵を描くのが好きだったという事もあって、イラストなどは割とラフな物からしっかりとしたものまで描いて来たという経験の元で作ってますよ。


 ここまで出来たら、後はみてみんなどに投稿して、皆さんの眼に届く場所へ掲載します。


 そして自分で使う時はそのまま活動報告などに掲載し、他ユーザー様の企画やファンアート用のバナーはメッセージ機能などを利用して送付させて頂いてます。


 ご使用になられるかどうかは、そのユーザー様にゆだねる形ですね。

 今までご依頼を受けてバナーを造ったのは、企画用のバナーで2度ほどしかありません……。

 えぇ……。ほとんどが勝手に作って投げっぱなしですね。(笑)


 そんな私製のバナーですけど、皆さんが喜んで下さるので、ちょっと調子に乗って作りすぎてます。

(笑) 



 本日のお話は、活動報告などで見かけるバナーをどうやって作っているの? というお話しでした。

 簡単にまとめましたけど、もっと色々としてるんですよ? 本当ですよ? (^▽^;)


 ではでは。この辺で……。



 


 


 

御読み頂いた方に感謝を!!


 ご要望があればお造りはしますけど、企画用のバナーなどは割とイメージがしやすいのですが、イメージファンアート的なバナーはその方を知らないと造れないという事もあって、時間がかかります。

 作品用の挿絵的な物は、自分の作品でなら……という条件で作ってますが、どうだろう……これからも他ユーザー様の作品のを造るってことがあるのかなぁ……?


 

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24夏のエッセイ祭り
バナー作成/武 頼庵(藤谷 K介)
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