ロゴデザイナーという職業
母は建築家をやりながら、ロゴデザイナーにも手掛けていた。
いわゆる、社内デザイナーという物だ。
だから、憧れたわけでもないけど書いた。
デザイナーも、やってみれたらいいなと少しだけ思うし。
栄生はロゴデザイナーをパソコンで調べた。
ポスターに載せなければならないのは、職業の内容・その職業への道のりや、こんなやりがいがある!などのエピソードだ。
『ロゴデザイナーになるには』
・デザイン系の大学や専門学校を出る
・または、デザイン系の事務所に入る
・やはり、ある程度デザイン関連事務経験があったほうが有利
けれど、栄生の親は会社がデザイナーを雇うのが大変な時の「社内デザイナー」だった。だから、その情報も書き加える。
・会社が、デザイナーを雇えないときに、社内デザイナーとして採用される
『ポイント』
・ロゴに特化したデザイナーはクライアントの要望と「見やすさ」「目立ちやすさ」を踏まえなければならない。
・フォーマルな企業ロゴから、さまざまな年代をターゲットにした商品、ブランドロゴまで対応できるバラエティ豊かなデザインスキルを身につけるとデザインしやすくなる
以上省略
「これだけのことをしてたのか…」
自分の母は。
社内デザイナーだから、引っ張りだこというまでは行かないけれど、それなりに人気だったし、大変だったはずだ。
栄生は自分の母親に感心した。