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第87話 判決? そんなことは幼女の靴下をペロペロしてから考えろ

何故か周囲で今まで拍手していた者達が厭らしい目で見ている。

此方にゆっくりとにじり寄ってきているのが気持ち悪い。


だがそれは今は後回しだ。

摂理を追う為にハイヒールを脱ぎ捨てて、

奔るのに邪魔になる下を覆う布も脱ぎ捨てる。


ツーピースになっている衣服は、

上部分だけでも十分な裾があり、

所謂履いてなかったり、

パンツではないから恥ずかしくは無い状態よりは、

若干長い状態で隠れている。


頭に乗せられた被り物を進行方向に投げ上げ、

駆け出しながらそのまま薙刀の刃で横一線に切断する。


同時に僕に向けて走り出そうとしていた男たちが止まる。


この被り物は…、

いや、今はそんなことは『どうでもいい』。


「おっおい、あの履いてない嬢ちゃんを助けにいってくれ、女衆。」


「…男が行くと逆効果だからねぇ。」

矢倉の男達の声が背後に聞こえる。

有象無象の声を背に、

全力で駆けだす。

足を傷つけるとか、そんなことはもはやどうでもいい。

最短最速で摂理(ゴール)を目指す。




「待つんだ。そこのゴミ。」

…犯人たちの運動能力が低かったのか、

予想以上に早く辿り着いた。



「ゴミだとイダ~。許さないイダ。許さないイダ。」


「お前もヤっちゃうイダよ。」


「ついでにその後国宝を被せて、

この辺中の男の慰み者にしてやるイダ。」


…なんとなくその被り物の効果は理解できた。

強姦を周囲の男に合法的に認識させる、

意識変革系のアイテムか。

摂理がぐったりしている様子を見ると体力や魔力も減衰させていく類なのかもしれない。

強姦道具が国宝だとは恐れ入る。


けれどそんな情報は、

もはやどうでもいい。


「醜い手で摂理に触れるのはよせ。

これはお願いではない。懇願でもない。

命令だ。

お前たちの処分は決定しているから安心してくれ。

当然、――――――――――――――――極刑だ。」



これ以上は言葉ももったいない。

一気に終わらせる。

隠し持っていた紐で男6人の内1人の首を締め上げる。

意識が飛ぶ寸前で解き腸を薙刀で裂き、

刃の先で皮膚をめくって、

心臓を露出させ、踏み潰す。

英国式極刑のアレンジだ。


続いて返す刃で二人目と三人目の四肢を切断。

更に身体を×の字を刻むように切断。

判決――――――八つ裂きの計。


摂理の頭上の被り物を取って、

四人目の顔面に叩きつけ、

目の中に角を押し当てて、

一気に押し込む。

目通しの刑。


五人目は薙刀で突き倒し、

死にかけているところを首に鋸で弾くように刃を添わせ、

じんわりと殺す鋸引きの刑。


最後は、

「摂理、もう動けるよね。

どうやら彼はもよおしてしまったみたいで近寄りたくない。

燃やしてしまえばいい。」


「…ですね。

天を汚す存在には当然の末路です。

獄炎柱(ブレイズウォール)。判決――火あぶりの刑、

という所でしょうか?」


そうだね。完全に有罪だから死後に聖人に迎えられる可能性は無い。

そもそも一緒にするのはかの聖少女に非礼の極みだろう。



「…遥さん、靴が無いですけど、足は大丈夫ですか?」


「多少の怪我なら摂理なら簡単に直せるだろう?」

だから問題は全くない。


「はい。回復術式(ヒーリング)

清掃術式(クリアアウェイ)

これで傷も汚れも大丈夫です。

……後、先程の遥さん、

ちょっと、ときめきました。

僕の摂理に手を出すなっ!!て。

ちゃんとお姫さまだけじゃなくて王子様もできるんですね。」


僕はそのような事は言ってない。

それと最後のはどういう意味だろうね?

思わず少しお話したくなる。








「うぁぁぁぁ、痛い…イダァ…。」

僕達の会話に無粋な声が入った。


…四人目が死んでなかったようだ。

けれどもう直ぐ救援が来るのだろう。



そこで裁きを受けると良いさ。

判決――――――私刑。

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