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詩集

修羅よ

作者: 千村碧

修羅よ修羅よ 僕を救い出してくれ

この誰もが 人を傷つけあう 毎日から

誰もが心を痛め 心を隠す毎日


僕の心の中に住む もう一人の僕よ

もう目覚めるしかないだろ

僕はもう一人じゃ生きられないよ

誰の手も届かない 闇を抱えた晴天の中で

修羅よ修羅よ 僕を救い出してくれ

誰より僕が もう傷つきたくないんだ

誰より心を痛め 心を濡らす毎日


僕は誰の心の中にも いたくないよ

誰と関わるにも心は開きたくない

僕はいつだって一人さ

修羅が心の中に住んでいようとも

修羅よ修羅よ 僕をほっといてくれないか

自己中なんて 僕が一番分かってる

誰にも心の奥 覗かせない毎日


陽が休む時間になると いつも僕は

何を思うでもない ただ孤独を感じてる

まるでそれが僕だけかのように

修羅は何を話すこともない

修羅よ修羅よ 僕は何がしたいんだろうか

いやきっと僕は 答えを知っているんだろう

誰か僕を 僕を救い出してくれ


修羅は誰の心の中にも 隠れ住んでいる

人はそれをひた隠し 鎖でつないでいるのさ

読んでいただきありがとうございました。

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