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真・恋姫†夢想~世界樹の史~  作者: genji丸
真・恋姫†夢想~歩みの葉編
17/23

第八廻 喧嘩上等、愛羅武勇

ついに激突!董卓軍vs連合軍!

あとがきに重要なお知らせを載せています。お目を通して頂けると幸いです。



---汜水関---


そこでは悪戯の準備が完了し、兵たちはこれから起こることに備えていた。


華雄「…おかしいな。

   おい高順、一刀を知らないか?何処にも見当たらないんだが。」


焔「えっ、華雄さんもっすか?

  アタイもずっと探してるんすよ。」


華雄「おい門番。お前一刀を見なかったか?」


門番「あぁ、北郷様なら昨晩出かけられましたよ?」


「「…は?」」


華雄「なあ高順…私はかなり嫌な予感がしてるんだが…。」


焔「き、奇遇っすね…アタイもっす…。」


華雄「ちなみに…何処へ行くと言っていた?」


門番「はい。何やら、『ちょっと連合までお茶を飲みに行く』と。

   本当に冗談がお好きな方ですよね、北郷様は。」


華雄「…。」


焔「…。」


「「またかーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」」





---連合本陣---

その外を劉備が関羽と趙雲を共に付け、物思いにふけっていた。


劉備「御遣い様…どうしてあんな事したのかな。」


関羽「…桃香様。」


趙雲「さぁ、私らにはわかりませぬ。やむを得ぬ事情があったのか、はたまた己の野心か。」


劉備「うん…そうだよね…。」


そこへ馬にまたがった男が近づいてきた。

その男は馬を降りると、劉備たちへと近づく。


関羽「止まれ!貴様は何者だ!!」


一刀「うん止まる。

   あの~、ちょっと聞きたいことがあってさ。連合の本陣てここで間違いない?」


趙雲「そんな事を聞いてどうする?お主、間抜けな密偵か何かか?」


関羽「お下がりください桃香様!危険です!」


一刀「ん~、密偵と言えば密偵かも。間抜けなのも否定しないよ。

   ちょっと気になることが…って危なっ?!」


話の途中に、関羽は青竜刀を振り払った。

すんでのところで一刀はそれを躱す。


関羽「これを避けるか。貴様…何者だ!」


一刀「ん~、何と言ったらいいか…。」


関羽「はっきり答えろ!何者だ!」


一刀「騒がない?」


関羽「何?」


一刀「騒がないのなら名乗るよ。」


趙雲「うむ。騒がないと約束しよう。」


関羽「おい星!」


趙雲「愛紗よ、此奴お主にいきなり斬りつけられて平然としておる。

   只者ではなかろう。」


関羽「それは…。」


趙雲「では答えてもらおうか。お主は何者だ?」


一刀「俺は北郷一刀。天の御遣いって呼ばれてるよ。」


「「「…。」」」


趙雲「はい?」

関羽「はい?」

劉備「はい?」


一刀「いや、だから北郷一刀だってば。」


劉備「ほ、本当に御遣い様なんですか…?」


一刀「うん。証明することはできないけどね。あはは」


「「「え~~~~~~~~~~~~?!」」」


一刀「あ、こらっ、騒がないって言ったじゃん!」


劉備「ご、ごめんなさい!あまりにも驚いちゃって…。」


趙雲「う、うむ、これは失礼した。」


関羽「…。」


一刀「で、君たちの名前は?」


劉備「私は平原の相、劉備です。字名は玄徳と申します。」


趙雲「桃香様が名乗られたなら私も名乗らねばな。

   私の名は趙雲、字名は子龍。以後お見知りおきを。」


関羽「…関羽だ。」


一刀「おぉ…これはびっくり。」


趙雲「何がですかな?」


一刀「い、いや、何でもない。」


劉備「あの…御遣い様、なんですよね?ここへは何をしに?」


一刀「ん?ちょっとお茶でも飲みに来ただけ。」


関羽「なっ!貴様ふざけるな!」


劉備「待って愛紗ちゃん!

   …御遣い様、どうして洛陽であんな事を?」


一刀「あんな事って…十常侍たちを一掃したこと?」


劉備「はい。」


一刀「ん~、何と言ったら良いか。

   毒の中で藻掻いてる人が居てさ、その人の想いを受け止めたらあぁなった感じかな。」


劉備「??」


趙雲「ふむ…。よく分かりませぬが、では陛下はご無事なので?」


一刀「勿論。洛陽に来てもらえればわかると思うよ。

   まあ当然、邪魔はさせてもらうけど。

   で…そろそろ槍を下げてほしいな~。ははっ。」


そう言うと、一刀は竹筒に入れたお茶を飲み始めた。


趙雲「(この男…敵を前にして呑気に茶を飲むとは。だいぶ肝が座っておるようだ。

    それに、全く隙がない。)


すると、遠くの方から兵士が駆けつけてくる。


一刀「あ、やべ。じゃあ俺はもう行くね。お茶も飲めたし。

   また来るよ~!」


劉備「あっ、ちょっと…!

   …行っちゃった。」


趙雲「本当にお茶を飲んだだけで帰りましたな。」


関羽「…。」


兵士「ご報告します!軍議の準備が整いましたので、至急お戻りください!」


劉備「大変!急いで戻らなきゃ!」






---長安にて---


兵士「丁原様!洛陽より董卓軍が攻めてまいりました!」

丁原「ふむ…。」

兵士「丁原様?」

丁原「…朝餉は、まだかの?」

兵士「もう駄目だこの人?!」


その後、混乱に陥った長安は、一刻も保たず落城した。

その時の様子を、隠居した丁原はこう語る。


丁原「…朝餉はまだかの?」





---汜水関にて---


一刀「ただいま~。」


焔「一刀様?!た、ただいまじゃないですよ~!もう、心配したんですから!」


華雄「…あまり心配させるな。本当に連合まで行ってきたのか?」


一刀「うん。気になる人も見られたし、収穫あってよかったよ。」


心「一刀様…。もう言っても無駄かもしれませんが、どうかご自愛下さいませ。」


一刀「あ~、うん。頑張る。」


忍隊「ご報告します!連合軍の出陣を確認!明朝にはここへ到着する見込みです!」


華雄「…とうとう来たか。

   一刀、本当に退却するだけで良いのか?」


一刀「うん。少しだけ戦うふりして逃げちゃおう。

   悪戯の準備は万端?」


焔「はいっ!なんだかアタイ、ワクワクしてきました!」


一刀「でしょ?」


華雄「にしても、一刀の悪戯は何というか…タチが悪いな。」


心「えぇ、本当に。」







---翌日、汜水関前---


劉備「ごめんね、朱里ちゃん。汜水関攻めの先鋒になっちゃって…。」


諸葛亮「はわわっ、それは仕方ないです。」


趙雲「だが、孫策殿が助力を申し出てくれて助かったな。」


劉備「そうだね。

   まずは…華雄さんを誘い出して、そのまま後ろの陣まで誘い込めば良いんだっけ?」


龐統「はい。周瑜さんのお話では、煽ればすぐに出てくるという話でしたが…。」


劉備「汜水関にはどれくらい居るの?」


諸葛亮「それが…斥候が尽く帰ってこないんです。」


龐統「旗の数や、運び込まれた兵糧の量で考えると…十万ほどと考えられますが。」


劉備「そ、そんなに居るのっ?!

   大丈夫なのかな…。」


関羽「それでは桃香様、行ってまいります。」


張飛「行ってくるのだ!」


趙雲「どれ、なら私もそろそろ。」


劉備「う、うん!気をつけてね!」




---汜水関前---


孫策「聞け!臆病者の華雄よ!

   我が剣の錆になるのがそんなに怖いか!」


関羽「隠れるしか脳のない腰抜けめ!一騎打ちをする度胸も腕も無いか!」


張飛「や~い!ばーか、ばーか!なのだ!」





---汜水関にて---


華雄「あいつらああああああっ!!

   兵ども!出るぞ!!このままにしておけん!!」


兵「応っ!!!」


一刀「待って華雄。」


華雄「止めてくれるな一刀!!我が武をあれだけ虚仮にされて黙っていられる私ではない!!」


焔「アタイもキレそうっす…。」


一刀「まあまあ落ち着いて。

   華雄の強さも、臆病じゃないって事も俺は知ってる。それじゃ不満かい?」


華雄「だ、だがなっ!」


一刀「ほら、よしよし。」なでなで


華雄「なっ、か、一刀、何をっ…///」


一刀「落ち着いた?」なでなで


華雄「う、あ、や、やめないかっ///」


焔「…ず、ズルいっす!アタイも、アタイもして欲しいです!」


一刀「ああ、わかったよ。」なでなで


焔「ふあ~…///」


一刀「二人とも、落ち着いた?」


華雄「あ、あぁ…///」ぽ~


焔「はい~…///」ぽ~


一刀「よし、じゃあ出陣しようか!」


心「えぇっ?!よ、宜しいのですか?!」


華雄「い、いいのかっ!?」


一刀「うん。相手が普通に攻城してきたらすぐ撤退する予定だったけど…。

   どうやら何としてでも俺たちを誘い込みたいみたいだからね。」


焔「敵の思惑に乗るのですか?」


一刀「うん。でも、中途半端にね。きっとそれが一番嫌だろうから。あははっ」


心「どういうことです?」


一刀「えっと、説明の前に二人に約束して欲しい。

   撤退の銅鑼には必ず従うこと。それと、必要以上に熱くならないこと。」


華雄「わかった。」


焔「一刀様のご命令ならば!」


一刀「よし。

   なら、俺は孫策隊に、華雄と焔は劉備隊に一当してくれ。

   相手は誘い込みたいと思ってるはずだから、必ず後退する。

   だから絶対に深追いせずに、敵大将を見つけてやっつけちゃってくれ。ただ、殺しちゃ駄目。

   怒って向かってきちゃうからね。」


華雄「あぁ。」


焔「了解です!」


一刀「君たちなら必ず勝てるよ。

   俺との稽古を思い出して。」


華雄「…ああっ!」


焔「はいっ!!」


一刀「じゃあ、忍隊以外は全員出陣!

   心は城壁から機を見て撤退の銅鑼をたのむ。」


心「心得ました。

  …皆様、ご武運を。」





---汜水関前・孫策陣営---


黄蓋「策殿!門が開いたぞ!」


孫策「わかってる。

   じゃあ交戦するふりをしながら後退するわよ!


   …?見慣れない旗も出てきたわね。黒旗に白地の十文字?」


黄蓋「ぬっ?!十文字の旗がこちらに向かってきよるぞ!」


孫策「ちっ!華雄じゃ無かったか!

   皆の者!下がりながら交戦するぞ!!」


兵「「「おおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」」」





---汜水関前・劉備陣営---


趙雲「愛紗!出てきたぞ!」


関羽「ああ!旗印は…華雄かっ!!」


張飛「にゃにゃっ?変な旗もあるのだっ!」


趙雲「白地の十文字に…『夜露死苦』?なんだあのガラの悪い旗は。」


関羽「構うな!会敵するぞ!!」


張飛「応っ、なのだ!」






---汜水関前・孫策陣営---


一刀「君が孫策かい?」


孫策「っ!追いつかれたっ?」


一刀「悪いけど、倒させてもらうよ。」


黄蓋「策殿!お下がりくだされ!」


孫策「もう無理よ!」


黄蓋「ならばっ!」


孫策「ごめんね。

   私、戦いたいって思っちゃってるの。(だってコイツ…超強そうだもん。)」


黄蓋「策殿…。」


一刀「あははっ、話が早くて好都合。

   じゃあ覚悟は良い?」


孫策「そっちこそ。」


そこで二人は笑う。

強者と会えた喜びに。


まず動いたのは孫策だった。

細身の剣を振り払い、斬撃を何度も繰り返す。


孫策「(当たらないっ!というか…動くたびに見失うのはなぜっ?)」


最初からこう来ると分かっているように動く一刀。

素早い斬撃も、掠りもせずに躱しきっていた。


孫策「…なぜ攻撃してこない!」


一刀「ちょっと事情があってね。」


孫策「殺す!」


フェイントを混ぜつつ斬りかかるも、尽く背後を取られる。


孫策「あーもう!何なの…よっ!!」


一刀「ひょいっと。」


孫策「っ~~~~!!ムカつくムカつく~~!!」


一刀「あははっ!そう熱くなるなって!」


孫策「じゃあっ!!少しはっ!!当たりなさい…よっ!!!」


一刀「断る!」


二人の乱舞は、まだ続いていく。




---汜水関前、劉備陣営---


華雄「やっと見つけたぞ関羽!!」


関羽「…華雄か!」


張飛「にゃにゃっ!?」


焔「逃げまわるのもこれで終いだボケ共!!」


趙雲「なんと口の悪い。」


焔「あ゛ぁ?!調子こいてっとブッ殺すぞゴラ!」


関羽「やってみるがいい。」


焔「上等だコラ。アタイに喧嘩売ってただで済むと思うなよ?」


華雄「仕方ない。関羽は高順に譲ろう。

   そこの女!」


趙雲「私か?」


華雄「そうだ。

   私の相手をしてもらおう。」


張飛「鈴々も居るのだ!」


華雄「なら二人まとめて来るがいい!!」


趙雲「私達も舐められたものだな。

   なら、遠慮なく二人でかからせてもらう!」



関羽と焔が対峙した。

焔はすぐに感じる。こいつは自分より遥かに強いと。

ただこうも思った。一刀よりは弱いと。


焔「(なら、負けるわけにはいかねぇ…!こちとら一刀様の看板背負ってんだ!気合だ気合!!)

   かかって来いやあああああああっ!!」


関羽「良い気迫だ。だが!!」


青龍刀を振りかぶると、渾身の一撃を放つ。


焔「ぐあっ!!!」


咄嗟に鎖でガードするも、あまりの威力に弾き飛ばされる。


焔「(強ぇ…!コイツ糞強ぇよコンチクショウ!!)」


関羽「どうした!気迫だけでは私は倒せんぞ!」


焔「い、言ってくれるじゃねぇか…!上等だボケ!

  今度はこっちの番だ!!」


起き上がると同時に跳躍し、遠心力を利用した鎖を放つ。


関羽「甘い!」


焔「なに?!…づあっ!!!」


関羽は青竜刀を振り払い、鎖ごと焔を叩き伏せた。


関羽「これで終いか?

   なら、あの世で北郷一刀を待つが良い。すぐに奴も送ってやる!」


プツン。


関羽「ん?なんの音だ?」


陥陣営A「…やべぇ、頭がキレた!!」

陥陣営B「は、離れろ!巻き込まれるぞ!!」


焔「…舐めんなよクソアマ。」


関羽「っ?!」


焔「一刀様を殺す?…ハッ!てめぇじゃ無理だタコ。

  それに…てめぇはここでブチのめす!!!」


焔の全身を真っ赤な氣が覆う。


焔「喧嘩上等…不倶戴天…!」


関羽「くっ…!なんだこれは!」


焔「唯我独尊…乾坤一擲!!!」


両の手に三本の鎖を持ち、焔は力任せに殴りつける。


関羽「っ!」


ガードを固める関羽だが、左右交互に叩きつけられる長い鎖はガードの合間を縫って体のあちこちに直撃する。


関羽「ぐっ…!かはっ…!!(な、なんだこいつはっ!急に強く?!)

   っ…!…っ!…ぐはっ!」


たまらず膝をつく関羽。


張飛「愛紗!!」


華雄「余所見をするとは余裕だな!!」


張飛「うあっ!!」


隙を見た一撃により、張飛の蛇矛は弾き飛ばされる。


趙雲「鈴々!!っ、せいっ!!」


華雄「速いが…それだけだ!!!」


趙雲「なっ!?…ぐっ!!」


華雄「勝負ありだ。」


趙雲「っ…ここまでの強さとは…。」


華雄「良い師が居るのでな。」




関羽「グあああああああああっ!!」


趙雲「?!」


張飛「あ、あ、…愛紗!!」


突然の悲鳴に目を向けると、膝をついてうずくまる関羽の姿があった。

焔は連撃をやめ、鎖に闘気を込める。


焔「疾風迅雷…忠魂義胆…」


陥陣営A「そ、それはマズイっす頭!!殺しちまう!!」


華雄「あの馬鹿者め!!

   高順!!よせ!!」


陥陣営B「もう無理っす!!ああなったら止められない!!」


関羽「(くっ…膝が言うことを聞かん…!これが油断した報いか…。

    桃香様…私はここまでのようです。どうか、お許し下さい…!)」


張飛「愛紗ーーーーーーーー!!」


華雄「おい、お前ら!何とかしろ!!」


陥陣営A「だから無理ですって!!ほ、北郷の旦那でも無い限り…」

陥陣営B「それだっ!!」


華雄「何か思いついたのか?!」


陥陣営B「え、えぇ、ですがこれで止まるかどうか…。」


華雄「なんでも良いから早くやれ!!」


陥陣営B「わ、わかりやした!」


男はすぅっと息をつくと、大声で叫んだ。


陥陣営B「頭ーーーー!!!北郷様が『高順超愛してる』ってーーーーーーー!!!」


…。


華雄「はい?」

張飛「はい?」

趙雲「はい?」


焔「気炎万丈…」


華雄「効いてないじゃないか!」


陥陣営A「いや、待ってくだせぇ!

     …効いてます!確かに効いてますぜ!」


華雄「だが止まってないぞ!」


陥陣営B「まぁ、見ててくだせぇ。」


華雄「あ、あぁ…。」


焔「一刀両断!!!…いっとう…?一刀いっとう…かずと…一刀様!!!

  そそそそそそんな愛してるなんて///恥ずかしいですぅ~///

  あぁん♪でもでもぉ~、もっと言って欲しい!だってアタイも…///いや~ん///」


一同「「「ぽか~ん」」」


陥陣営B「ほら、効いてましたでしょう?」


華雄「あ、ああ…そうだな。

   だが、何故わかったんだ?」


陥陣営B「ほら、頭の氣を見てくだせぇ。

     あんなに真っ赤だったのに、完全に桃色になっちまってるでしょう?」


華雄「…。(は、恥ずかしいやつだ…。)」


ジャーン ジャーン ジャーン!


華雄「っ!合図か!

   皆の者!退却だ!!」


兵「応っ!!」


焔「にゅふふふふふふふ~♪

  一刀様…あぁ、そんなっ!照れちゃいます~~~///」


華雄「高順!!いつまで浸っているんだ!撤退だぞ!

   おいお前ら、コイツをどうにかしろ!」


陥陣営A「し、仕方ねぇ!おい、担いでいくぞ!」


陥陣営B「応っ!」



趙雲「…。」

張飛「…。」

関羽「…。」



趙雲「ま、まぁ何だ。

   …帰るか。」

張飛「そうするのだ。」

関羽「す、すまない。肩を貸してくれ。」

張飛「そうだったのだ!」





---汜水関前・孫策陣営---


一刀「おっ、合図か。

   よし!皆撤退だ!」


孫策「えっ?!ちょっとここで?!」


一刀「あははっ、誘い込もうとしてたのが分かってたからね。」


孫策「くっ…!でも、貴方は逃さないわよ!」


一刀「逃げちゃうわよ!」


孫策「う~!!ムカつくムカつく~!!

   当たれっ!!」

一刀「っ…。」

孫策「えっ?」


気づいた時には、空をみあげていた。


孫策「…。」


一刀「はい。一本!

   じゃあ、俺はもう行くから。またね!」


孫策「…。」


黄蓋「策殿!!お怪我は!」


孫策「…大丈夫。ありがとう。」


黄蓋「全く、肝が冷えましたぞ。」


孫策「…。」


黄蓋「策殿?」


孫策「悔しい悔しい悔しい~~~!!!

   も~!何なのよあいつは!」


黄蓋「そう言いながらやけに嬉しそうじゃが。」


孫策「そ、そんなわけないじゃない!」

今回もお読み頂き、誠に有り難うございます。

さて、活動報告でも書きましたが、こちらでも二点ほどお知らせを。


まず始めに、大変お恥ずかしい話なのですが、この作品が私の初の二次創作作品となります。

それに加え自分が無知なこともあり、章ごとにタイトルを付けられるシステムを知りませんでした。

身勝手で大変申し訳ございませんがタイトルを変更し、本来は最終話で付くはずだったサブタイトルを本タイトルに致しました。

何卒ご理解の程をよろしくお願いします。


続きまして、最近の投稿スピードに関してです。

これは転職前の有給消化によって時間が作れたためです。

現在は既に就業中のため、このペースは保てません。

ご愛読いただいている皆様に関しましては誠に申し訳ございませんが、私も一周間に必ず一本は投稿したいと考えておりますので、今後ともお付き合いの程をお願い致します。


そして補足説明をさせて頂きます。

読んでいて「あら?」と思った方も多いかと思いますが、この第二章ではあの盾を使えません。壮絶なネタバレになってしまうためにこれ以上は言えませんが…。


それでは、また次回をお楽しみに!

次回は悪戯フェスティバルが開幕です!

皆様のコメントお待ちしております!

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