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閑話、休題。

本編とはあまり関連ありませんが

話が進むとともに重要になってきます。

それは、月の無い夜のこと。


天高くそびえる月桂樹の下。


一人の女性と、一人の少年が立っていた。



女性は少年の前にしゃがみ込み


悲しそうに言った。


「ごめんね……化物の血なんか

継ぎたく、なかったよね……本当に、ごめんなさい」


だが、少年の表情は変わらない。


言葉の意味を理解しているのか、していないのか


ただ、無表情で女性を見つめている。


そんな少年に、女性は苦笑をもらし


微かに震えている少年の身体を


優しく、抱きしめた。


「貴方はこれから、『最後の十字架』として生きていくことになる……

私たちの罪を貴方にだけ、背負わせてしまうのは

とても辛いけれど……

私は、貴方に生きてて欲しい」


女性の頬を、透明な雫が伝う。


「大好きよ。『 』」



その後


月桂樹の樹の下には


少年だけが残された。

次は本編に戻ります。

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