表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/10

ビッグ・アート5

この身長が…


なんかここから先は話にまざっちゃいけない気がした。


私は先輩達に背を向け缶に色を塗る。


後ろから先輩達の話す声が聞こえる。


『俺は、アヤが俺よりでかいし生意気だから嫌い!』


聞こえてしまった会話。


というよりも、嫌でも聞こえてしまう会話。


ー俺よりでかいし…ー


…なんだそれ。


別に好んででかくなったわけじゃないよ。


私、アヤ先輩は嫌いだけど


今だけ味方する。


アヤ先輩は後輩の私から見ても確かに生意気だ。


でも、背が高いのが嫌われる理由になるのは納得いかない。


『ねぇ、一年生もそう思わない?

男よりでかい女とかまじないわ~』


ゲラゲラ笑っているこうき先輩。


こうき先輩は私に喧嘩売ってんのかな?


私が先輩より大きいのをバカにしてるのかな?


それとも僻んでいるのか?


私は自分の身長が嫌いだ。


女なのに170cmもある。


そのわり運動神経がない。


よく『部活なにしてるの~?何でもできそうねぇ~♪』などと近所のおばさんに言われるけど体育の評価は3だ。


しかし、アヤ先輩は違う。

私より少し大きくて運動もできる。

陸上で県大会まで行った。


ある意味私の憧れだ。


性格除いて。


「あ、あぁ…

そうなんですか。」


私は後ろも振り向かず適当に返事する。


ーッチ…ー


!?


えぇ!?


なんか後ろから聞こえたんですけど!?


まさかの舌打ちですか!?


もしかして心の声聞こえてた!?


『あっそ』


振り替えると先輩達はいなかった。


えぇ!?


今度はいい逃げかよ!?


なんか気まずいんだけど!?


てか…もっと後ろにいて欲しかったな…














私の心はひねくれもので…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ