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雨の交差点で  作者: GAL♡
5/5

寄り道みたいな通学路

「ねえ、結衣。昨日から思ってたんだけど──」

「なに?」

「こうやって手つないで歩くの、すげぇ幸せ」

「……言葉にしないでよ、恥ずかしい」

「でも言いたくなる。付き合えたのが嬉しくて」

 その正直さが、結衣の胸をきゅっと締めつける。

 歩き慣れた道が全然ちがう場所のように感じた。

 そして、信号待ちのとき。

 浩太が少しだけ近づいて、小声で囁く。

「今日もさ……帰り、一緒に帰ろ?」

「うん。むしろ毎日そうしたい」

「じゃあ決まり」

 小さく笑い合う。

 そのやりとり一つひとつが「好き」という気持ちをゆっくり育てていく

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