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魔性のアンデッド   作者: アデビィ
第一章

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さてさてさーて。2200レオを手に入れたから、ザレスさんからもらった3000レオと合わせて、5200レオでなにか買ってみるか、それともなにかを安く買ってそれを転売するか、どっちにしよう?











……うん。転売だな。稼ごう。この世界では転売ヤーが睨まれることはないだろう。良心がちょっと痛むけど無視無視。







安牌なのは宝石かな…?例えばルビーを値切って手に入れて、それをお金持ちでもなく貧乏でもない人に売ろう。おそらく、お金持ちはすでにそのような宝石は腐る程持っているだろう。とすれば、カモにするべきは宝石をあまり持っていない、お金持ちに成りたいと一番願っている承認欲求が鬼ヤバな人に売るべきだろう。

素人だけどそれくらいはわかる。

ってことで、早速ヤルゾー!!









(オークション会場 宝石コーナー)





………す…すげぇ……!!



ここが一番人が多いんじゃないか!?都会の地下街くらい人がいる!!

そしてブースが煌びやか!!キラキラしててすごいキレイ!!

なんか見たことない宝石も売ってる…!!

マゼンタピンク…?なんか痛い女性が好きそうな色!


キレイ!!これを転売しようかな。








ナナシノ「あのー!すみません!!この宝石って…」


宝石を取り扱っている糸目の女性だ。京都弁っぽい…


糸目の女性「あ、カーキピーどすか?♡♡ お目が高いどすなぁ?♡♡♡ かわいいかわいい宝石やんなぁ♡♡」


ナナシノ「あ、そうですね。笑 これ欲しいんですけど、おいくらですか?」


糸目の女性「40万レオどす♡♡」


ナナシノ「え…!? あ、あのー…一番安い宝石って…?」


糸目の女性「一番安い宝石どすか? えーっと…それだと、ダイヤになりますやろか。汚いからなぁ。」


ナナシノ「…え!?!?!?ダイヤ!!!???」


糸目の女性「ええ。こちらどす。

(ところどころ煌びやかに光って入るが、たしかに全体的には黒く、汚い印象だ。)」


ナナシノ「…で…おいくらですか?」


糸目の女性「そやねえ…5000レオくらいやろか。まあこんなん買ったってどうしようもないから、本来なら売るものちゃうんやけど。 それでも、これいる?よかったらおまけで何個かつけるで。」


ナナシノ「マジですか!!!???買います!!


あ…でも…もうちょっと安くしてくれたり…?」


糸目の女性「ええよ。じゃあ…4200レオでどないやろか?」


ナナシノ「ありがとうございます!!」


糸目の女性「ほな、いくつほしい?」


ナナシノ「えっと…じゃあ5つほどいただけますか?」


糸目の女性「ええよ。ほな、5つのダイヤを4200レオやな。 はい。毎度あり。 かわいいお兄さん、また来てな〜?♡♡」


ナナシノ「ありがとうございます!!では!!」




【ナナシノゾンビィ(仮名)は磨かれていないダイヤを5つ手に入れた!!!】



マジかよ。ダイヤを5つもゲットしちゃったよ。



これを磨けばむっちゃくっちゃ高く売れるぞ!!




えっと…でも磨く道具がないな…残りの1000レオで道具を手に入れたいな…




ナゾのおじさん「おーーーーい!そこのゾンビ!!」


ナナシノ「はい? ………





はい!!!!??????え!!!????


なんで!!!!????」


ナゾのおじさん「ん?なんでってなんだ?」


ナナシノ「なんであなた僕の本当の姿が見えるんですか!?普通なら僕のことをその人の性癖どストライクな見た目で見られるはずなんですけど!?」


ナゾのおじさん「え?さー? 別に俺はそういうのには全く興味がないからな。 だからじゃないか?」


ナナシノ「ま…まじでほんとに興味ない人っているんだ……」


ナゾのおじさん「ところでお前、よく気を保っていられるな?ゾンビなのに。」


ナナシノ「え?どういうことですか?」


ナゾのおじさん「いや、本来ならゾンビはすぐに気が狂うんだよ。痛みとか苦しみ、欲求は人間のままなのに、絶対に満たされないからな。なのに完全に死ぬことができない。つまりその地獄が永遠に続くんだよ。なのにお前は気が狂っていない。どうしてだ?」


ナナシノ「え?いや…そんなこと言われても…」


ナゾのおじさん「ちょっと頭の中見せてくれ。」


ナナシノ「は?いやちょ!」


おじさんは僕の頭を両手で握った。そのとき、謎の不快感が漂ってくる。


ナゾのおじさん「……ひっ!!な、なんだぁお前!!異世界人なのか!!??だからって…なんだよ!お前の前世!!よくお前まともに生きてこれたな!!俺だったらグレるぞ!!!」


ナナシノ「なんですか!なんかわからないですけど失礼じゃないですかぁ??」


ナゾのおじさん「あー…まあ…ごめん…


まあでもなるほどな。たしかにこんな経験してたら、精神力バケモンになるわ。そしたらゾンビになっても気なんか狂わないな。狂ってるのにさらに狂うことはないからな。」


ナナシノ「バカにしてますよね?」


ナゾのおじさん「悪い悪い。笑 お詫びにお前が欲しいもの買ってやるよ。笑」


ナナシノ「ほんとですか!? じゃあこの宝石を磨く道具を買ってください!!」


ナゾのおじさん「ん?ダイヤなんか磨いてどーすんだ?」


ナナシノ「売るに決まってるじゃないですか!天然のダイヤですよ?」


ナゾのおじさん「あー…なるほど…たしかにお前は異世界人だから、ダイヤの価値を知ってるのか。お前頭いいな?」


ナナシノ「そんなことないですよぉ〜笑 とにかく、磨く道具ください!」


ナゾのおじさん「はいはい。 (おじさんに宝石研磨セットを買ってもらう)ほらよ。」


ナナシノ「ありがとうございます!


あ、そういえば『異世界人』ってなんですか?」


ナゾのおじさん「ん?あー、あんま気にしなくていいぞ。お前みたいな別世界から転生してきてこの世界にやってきた人間のことを言うんだよ。まあ、そんな奴はお前とあと一人くらいしかいないけどな。」


ナナシノ「へー。そうなんですね。僕以外にも転生してきた人っているんですか。お名前は?」


ナゾのおじさん「……それは俺の中ではタブーなんだ。知りたきゃ自分で調べろ。幸い、お前は俺以外にはゾンビだってバレないし、お前はアンデッドだから、時間が無限にある。」


ナナシノ「あ、いや、あなたのお名前です。」


ナゾのおじさん「俺かよ!!あーー……






『クレイグ・グレン』。好きに呼んでくれ。」



ナナシノ「クレイグ…さん?よろしくお願いします!そして改めて買ってくれてありがとうございます!」


クレイグ「いやいや。いいーよ。 んじゃ、俺はまた好きにほっつき歩いてくるわ。


じゃなー。」


ナナシノ「はーい!!またどこかで!!」

京都弁は適当にしてます。エセでごめんなさい…

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