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…暖かい。暖炉の中で薪がパチパチと音をたて、心地よい空間を創り出している。そんな空間にある1つの揺り椅子とそれに会わせて緻密に設計された木製のテーブル。アンティークな見た目であり、とても素晴らしい。
歴史を感じる。
この世界は実に素晴らしい。
そんなこの世界を、神はわたしに授けてくださった。
人間、もといこの世に住まう知的生命体は愚かだ。
そんな奴らを神は許さないだろう。
わたしにできることはただ1つ。この世界を正しい方向に導き続けること。
その過程に置いて苦痛や嘆き、病、裏切りや混沌、そしてなにより、死。これらのものは必要不可欠だ。
その経験の果てにこそ、奇跡や希望という物は生じるのだ。
実際、それは歴史が証明している。わたしが住んでいた昔の世界も同じように証明しているのだ。
この世界には様々な神が関わっておられる。
その神々も、わたしの背中を応援しておられるのだ。
わたしはこの世界をお作りになられた神々のために、この世界に住まう知的生命体のために、歴史を作り、常識を作り、文化を作り、宗教を作った。
歴史とはすなわち、戦争である。恐慌である。
それをわたしは作り上げてきたのだ。
わたしの邪魔をする者は、神々のご意思を踏みにじり、この世界を滅ぼそうとしている破滅者である。
そのような者たちは徹底的に排除せねばならない。
わたしは清く、惑わされない。
まさに、『聖性』である。
わたしは『聖性の救世主』であるのだ。
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