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魔性のアンデッド   作者: アデビィ
第一章

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いよいよ、ダイヤモンドを売るときが来た。

大儲けしてやる…(ニチャァ)



司会さん「レディース!アーンド!ジェントルマン!ボーイズアンドガールズ!!紳士淑女の皆さん!!!さぁぁぁぁ!!!!いよいよ本日のメインイベント、大規模オークションを行います!!!司会はいつものワタクシ、『メルオク』がお送り致しまぁぁす!!


なんと、本日は特に特別!!世にも珍しい最高の宝石をご紹介致します!!


出品者は!このとても麗しく、才色兼備であり、世界一の美女とも言っても過言ではない!ナナシノ様でぇす!!!

皆さん見てください!!ナナシノ様のこのお姿!実に美しい!!♡♡



今回の商品は、ナナシノ様に劣らない美しさを放つ、こちらの宝石!!!



ダイヤモンドです!!!!!」



(ダイヤモンドに注目が集まる。ダイヤモンドにはスポットライトが当たり、よりギラギラと輝きを放ち、人々の目を魅了する)


(ざわ…ざわざわ… 


な…なんだ…あれが本当にダイヤモンド…?


う…うそ…ダイヤモンドってあんなに綺麗な宝石だったの…?


ほ…欲しい……!!!!)


司会さん「おーっと!すでに会場はこのダイヤモンドに魅了されていますねぇ!!なんと!!今現在にはこのダイヤモンドは、世界に4つしかないということです!!

希少価値はとてもとても高いでしょう!!!


では、ナナシノ様。こちらの商品の最低金額はおいくらでしょうかぁ?

最低金額からオークションがスタート致します!!」


ナナシノ「……そうですね…

…いくつか質問いいですか?」


司会さん「もちろんです!!なんでしょうか!」


ナナシノ「……皆さん、これにいくら払いたいですか?いくらの価値があって、どれくらい欲しいんですか?それが知りたいですね。


みなさんなら、いくらまで払えるんですか?」




司会さん「……おおおっと!!!これは凄まじい煽りだ!!!」


(ざわ…ざわざわ…



…い…いくら払いたいのか…だって…?


前代未聞じゃないの…?こんなオークション…聞いたことないわ…)


(男の子が大きな声で叫ぶ)




男の子「……5000万レオ!!!」



ナナシノ「……では最低金額は5000万レオですね。僕は見かけで判断しません。欲しいと思う人に売ります。それが小さな男の子であったとしても。」


司会さん「な…なんてすごい考えの持ち主なのでしょう!!彼女のまえでは皆平等なのか!!」



…ふふ…ありがとうね…男の子の…


サクラくん。笑



煽りに煽らないとねぇーこういうのは。笑


人間って特別になりたがる。


まず希少価値をはじめに証明する。そして本人に価値を決めさせようとし、どれくらい欲しいのか証明させる。

途中に敵が現れたら、それが小さな男の子だろうがお姉さんだろうがご老人だろうが、必ず焦る。


この人はここまで欲しいと思っている。でも僕は、私は、俺は、この人よりも欲しいと思っている。


負けるわけにはいかない。


そんな心理状態のときに…


仮のタイムリミットを決める。笑



ナナシノ「本当に欲しいと思う方は、あと10分以内に金額とともに名乗り出てください。このままだとダイヤモンドが男の子のもとに渡ります。


欲しいと思っているのはこの男の子…だけなわけないですよね?(ニチャァ)」


(ざわざわ…ざわざわ…ざわざわ…!!!)



…ちょれー。笑 ちょろいなー。笑


こうやって人間は詐欺に合うんだよ。気をつけないとね。笑


司会さん「…ということで!!最低金額は5000万レオ!!世界に4つしかないうちの1つのダイヤモンド!!欲しい方は10分以内に金額とともに札をお上げください!!


では、スタートです!!!」



(5100万!! 私は5500万!! 6000万!!」


おー。笑 開始30秒で+1000万。笑


(7600万!! いいや!9000万だ!! い…1億2000万!!)


おーー!1分経って倍以上。笑 ほほほーい♡


(いよいよVIPの一人が札をあげる)


VIP:☆「6億。」


司会さん「おおーーーっと!!!6億レオだ!!ついにVIPの一人、☆さんが名乗り出たぞぉ!!」


(ざわざわ…ざわざわ…


ほ…☆様…? VIPの中で一番裕福な人よ…?


さすがに…6億だなんて…)


VIP:✘「6億3000万。」


司会さん「おおおっと!!6億3000万がでた!VIPの✘さんです!!」


(さらに次々とVIP客が名乗り出る)


(7億。 私は7億1000万。 ちっ…7億5000万。)


残り5分。笑


(くそ…!8億6000万!!これ以上は… ふん…8億9000万 ……9億。)


VIP:☆「12億2990万。 増やしたお小遣い全部入れよう。」



うひょぉ!!!!ヤバ!!もともと5000万レオだったのが、12億3000万近くだ!!ニヤケとまんねぇ…♡








エラノア「……13億!!!!」









……は????



はぁ??!?エラノアさん!?



司会さん「おおっと!!!これは大波乱だぁ!!なんとあのVIPの中で一番裕福な☆さんよりも高い金額を叩きつけた一般参加者が現れたぁ!!!」


VIP:☆「なっ!!!!くっ…」



いやいやいやいや!!!だめだよ!!!エラノアさんはだめ!!!

ヤバい…せめて誰か名乗り出てくれぇ…あと1分しかない…


VIP:✘「15億。これ以上は無理ですわ。」


司会さん「残り30秒です!!ただいまの金額はVIPの✘さんが提示した15億レオ!!これよりも高い金額を出すツワモノは現れるのかぁ!!???」





バンバーグ「……ふっ!20億5000万レオ!!!」


司会さん「ななななんとぉ!!オークション会長のバンバーグ氏まで参戦だぁ!!!

残り二十秒!!」




え!?ずるくね!?あの人結局25%は返ってくるんだろ!?


司会さん「さすがに20億5000万レオを超える方はいらっしゃらないかぁ??


残り10秒!!」



……なーんちゃって。笑 バンバーグさん、ごめんけど想定通り。笑




ナナシノ「……すみません。2分延長で。笑 まだまだ欲しそうな方はいらっしゃりそうなので、仕方ないですが延長させてください。笑」


司会さん「なんとここでナナシノ様から2分の延長が決定されたぁ!!!」


バンバーグ「なっ!だ、だめです!そんなことは…」


ナナシノ「あれぇ?僕言いましたよねぇ?落札額の25%は支払うので、好きなようにさせてもらいますって。笑」


バンバーグ「くっ…!」




(ざわざわ…ざわざわ…ざわざわ…!!!


25%!? ってことは…バンバーグさんちょっとズルじゃないですの?


そうだそうだ!!!)


バンバーグ「くっ!!!くそ!!!」


ナナシノ「一人だけ秘密裏にお得に買い物しようとするからこうなるんですよ。笑


そういえばあなた、どうやら今までこうやって買い叩いて、またそれを売りに出していたようですねー?笑

オークションだからまあいいでしょうけれどー、本当に欲しい人がかわいそうな気が…笑」


(ざわざわ…ざわざわ…


たしかに…ちょっとひどいかも…


なにがお客様第一だよ。結局自分のためじゃん。


会長としてどうなの?いい気になっててうざくね?)



バンバーグ「う…うう…(涙目)」


ナナシノ「わ!? 泣いちゃった!!」


司会さん「修羅場だぁ!!!まさかの延長、まさかの真実、まさに歴史に残る伝説のオークションだぁ!!」




さて、悪役を作った。笑 これにより人々は正義感のつもりでバンバーグ会長を叩き、さらにダイヤモンドの価値が上がる。笑


…バンバーグ会長…ごめんね…?笑 まあでもさすがに欲しい人に欲しいものが届かずに、買いたくても通常より高くなるのはだめだよね。


転売ヤーってやっぱり嫌われるんだよ。

転売するならせめて通常よりいい条件、いい状態で転売しようね。僕はそう思うよ。


VIP:☆「…ええい!!仕方ない!!あればとても欲しい!!絶対にバンバーグなんかに渡すわけにはいかない!!


30億レオ!!これ以上はほんとに無理だ!!」


(ざわざわ…ざわざわ…!!


いいぞー!!!☆さん!!


よくやりましたわー!!)


司会さん「おおおおっと!!!バンバーグ氏に負けないようになんと30億レオというオークション界隈では聞いたことがない大金が提示されました!!

残り10秒!!」


ここでわざとらしくカウントダウンする。笑


ナナシノ「9♡ 8♡ 7♡ 6♡ 5♡ 4♡ 3♡ 2♡ 1♡





…ゼロ♡♡」



司会さん「終了ー!!!!!!


落札額は30億レオ!なんと30億レオです!!!こちらのダイヤモンドは、現在30億レオ以上の価値があるということです!!」


VIP:☆「ふー……なんとか手に入れた…さすがに大金だな…」


ナナシノ「落札額ありがとうございます。笑 残りの3つのダイヤモンドもいつかオークションに出そうと思っているので、その時もまたよろしくお願いします。笑」


VIP:☆「おっふ♡ あ、はい♡ …か…かわいい…♡…」


ナナシノ「では、どうぞ。ダイヤモンドです。笑」


司会さん「☆さん、おめでとうございます!!!」







ぐへへへへ!!!!30億だぁ!!!30億!!!

希少価値はすべてをぶち壊す!!インフレだ!!!


あーはっはっはっは!!!!!





(本日の収益 30億レオ)

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