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魔性のアンデッド   作者: アデビィ
第一章

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(オークション会場本部 出品部門)


受付嬢さん「ひっ!♡♡♡」


ナナシノ「…なんで小さな悲鳴を出すんです?」


受付嬢さん「あーわわ!!ご、ごめんなさい!あの…その…い…一応あたし彼氏がいて…♡♡♡」


ナナシノ「ナンパじゃないです。出品したくて。」


受付嬢さん「……ちっ…なんだよ…かわいいお姉さんがナンパしてきたと思ったに…


……お姉さん、ほんとはナンパなんですよね…?♡」


ナナシノ「違いますね。残念でしたね。仕事してくださいね。


これをオークションに出したくて。」


受付嬢さん「え…!?な、なんですかこれ!?ギラギラギラギラ…綺麗…まるでお姉さんみたい…♡ 眩しい…♡」


ナナシノ「ナンパやめてください。


ダイヤモンドなんですけど、宝石コーナーに出品したくて。いいですか?」


受付嬢さん「ダ…ダイヤモンド…?うそ…そんなわけ…ところどころ白いそこら辺の宝石が…?こんな綺麗な宝石に…?」


ナナシノ「なるんですよ。こんな綺麗な宝石に。」


受付嬢さん「……わかりました。ではこちらの書類に記入をお願いします。


オプションなんですが、大々的に商品をプロデュースし、少しでも入札者を増やすこともできます。


一番高いオプションプランですと、ステージオークションを行うことが出来ます。

ステージオークションを行う場合のメリットとしては、

VIPの方だけでなく、一般の方にも入札者としてご参加いただけますので、一般参加者がVIP参加者を煽り、結果として通常よりも落札額が大きくなる可能性が高くなります。そしてなにより、商品のプロモーションにもなります。

今回の場合、こちらのダイヤモンドはまだ世の中にそこまで浸透しておりません。多くの方に知っていただくことで、また同じ商品を出品するときに最初よりも落札額がかなり大きくなりますので、このプランにするメリットはかなり大きいはずです。


このプランの金額ですが、落札額の10%をいただきます。


どうされますか?」


ナナシノ「……足りませんね。メリットが。」


受付嬢さん「でしたら二番目に高いプラン…」


ナナシノ「いいえ。落札額の15%を支払うので、僕が終了時間などの諸々の仕様を決めるようにしてくれませんか?」


受付嬢さん「え…いや…そ…それはちょっと…」


ナナシノ「では20% どうでしょう?」


受付嬢さん「いやあの…」


【????】「ん゙ん゙…どうされましたか?」


受付嬢さん「あ!バンバーグ会長!」


バンバーグ「お客様。今回はどのような? ……」


ナナシノ「…なんで目を合わせてくれないんです?」


バンバーグ「あーいや…その… ん゙ん゙。それはさておき。

出品のご依頼ですか?」


ナナシノ「はい。できれば一番高いプランをベースに、時間を延長したり、すぐに締め切ったり、色々な僕の要望が通るようにしたいんですけれど…落札額の15%を支払います。どうでしょう?」


バンバーグ「ふむ…なかなか厳しいご相談ですね。せめて25%からなら。」


ナナシノ「わかりました。では落札額の25%を支払いますので、今回は僕の思い通りのオークションにしてもいいですか?」


バンバーグ「かしこまりました。では、すぐに準備いたします。書類を書いてお待ち下さい。






…君?あの人が何者なのか調べてくれ。あのような無茶苦茶な要望を平気で出してくる人だ。怪しい。

万が一のことを想定して、『あの方』にすぐ報告するようにしたい。

頼んだよ。」


受付嬢さん「………かしこまりました。会長。」

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