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夏の虹 光陰の矢を 放つ弓

カクヨムでも発表しています。

https://kakuyomu.jp/works/16818622176484492033

各首イメージを(カッコ書きで)少し書き足しています。

風鈴も木々も時計も赤に消え

 畳の跡は朝か日暮れか

(夏休み 昼寝 時間が溶けて、夕方か朝かわからないまどろみ 真っ赤な日差し)


提灯も豆電球さえ居なくなり

 それでもお化けは舌を出すのか

(提灯お化け LED 電球 オレンジの光の暖かさと伝承のないお化け)


見上げればそっぽを向いた黄色だけ

 汗をかいてもぎゅっと握って

(ひまわりの迷路 心細さと影と怖れ 太陽の代わりの黄色)


蛹から羽ばたく姿は美しい

 葉を食うあなたはごめんだけれど

(きれい きたない 好き 嫌い 苦手 緑の野菜を人と同じように食べる緑の幼虫の見慣れ無さ)


ぐるぐると 渦巻く夏は冷めやまず

 青が隠れて暗くなるとも

(熱帯夜 扇風機 青春と老い 青春の渦と熱を抱えたまま終わらない)


家庭科で縫ったジーンズエプロンの

 色は褪せても藍褪せぬまま

(母の日 手作り 愛と藍)


どこまでも強く駆けて行く君を

 見失わないための紫

(旅立ち 見守り 源氏物語 紫)


この部屋は兄弟従兄弟の秘密基地

 明日になるまで明るいままで

(お盆の再会 蛍光灯が要らなくなるまで夜通し、空が白むまで)


父の部屋初めて一本くゆらせた

 私が来てからあなたが去るまで

(愛煙家の父 こどものための新築、禁煙 手向けでの初めての一本 灰と煙)


どの星も覗けば近くに見えるから

 選べたことが私の答え

(選んでピントを合わせないと見えない星 果てのない夜空 黒)

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