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ふと思い付いた独り言

ステータス及びスキル系表現のこういう所が嫌いなんじゃ!

作者: 方丈陽田

 小説家になろうには、ステータスやスキルという概念がよく登場する。

 もはや、なろう読者ならば常識と言っても良い設定だ。


 この概念に対して、嫌悪感を覚える風潮があったりなかったりするようだ。

 時折、エッセイジャンルには、これについて言及した訴えが見られるので、きっと間違った認識ではないと思う。


 まぁね。

 筆者自身、昔は気にならなかったんだけど、最近だと「うわ……」と思うようになっても来たんでね。

 そうした感情は充分に理解できる。


 一方で、筆者はその表現自体を否定するつもりはない。

 筆者が抱く嫌悪感をステータス系表現と、そうでないものがある。


 一体、その違いは何じゃろな?

 と、暇潰しに思索に耽ってみた所、一つの答えが出た。


 これ、何の脈絡もなく、世界がそういう風に成り立っている、というパターンが嫌いなんだわ。


 ちょっと脱線するのだが、こうした表現が嫌いだの不自然だのという文句に、現実世界ではあり得ないだろ、というものが見受けられる。

 しかし、筆者は地球の現実にもステータスってあるじゃん、と思うのだ。


 だって、色んな事に数値出してんじゃん。

 運動能力なら、50メートル走だの反復横跳びだの遠投など、測定して数値で出すだろ?

 知的能力なら、全国模試で偏差値とか出るじゃん?


 つまり、これがステータスだろ?


 そして、スキルも同じだ。

 つまる所、これって現実でいう資格だろ?

 なんとか言う技能を習得したので、なんとか一級を進呈します。


 これがスキルってもんだろ?


 だから、現実に存在しないから、という意見はちょいとズレていると思ってしまう。


 さて、話を戻すが。


 これらは、あくまでも人間の認識で、人間の単位で表したものでしかない。

 秒だのメートルだの、様々な単位を人間が決めて設定しているのだ。


 だから、某龍玉漫画の戦闘力スカウターの様に、なろう的に言えば冒険者カードとか? そうした人工物で測定してステータスが表記されるのならば、違和感はない。

 うむ、普通に読める。

 人に分かるように造ってるんだな、で納得が出来る。


 だが、あれだ。


「ステータスオープン!」でなんか唐突によく分からんゲーム的画面が出てくる。

 はっ? 意味分かんないだけど。

 これこそ現実感が欠片もねぇ表現じゃん。


 となる訳だ。


 勿論、それを設定した神的な何かがいて、そこに何らかの理由(重要な意味がなくても良い。面白そうだったから、とか軽い理由でもこの際良し)があれば、ああ成る程? と納得も出来るのだが、大抵はそんな設定がない。

 当たり前のように世界がそういう形をしているのだ。

 しかも、表記される内容は、あまりにも人間の文明に即した表記(単位系然り、項目然り)であり、まるでその世界に発生した知的生命体に合わせて世界が形作られたようである。


 こうした違和感により、筆者はステータス系表現に嫌悪感を抱くのだと判明した。


 追記として、スキル系は、あれだ。

 順番が逆なのが腹立つ。


 何らかの熟練度が一定値に達したからスキルが付く。

 ではなく。


 スキルがあるから技術が使える。

 となっているのだ。


 それが気に入らない。


 前記したように、筆者の認識上、スキルとは資格であり、称号のようなものだと思っている。

 頑張った修行の成果かもしれないし、天性の才能かもしれない。

 だが、あくまでもそれが出来るから付与されるものなのだ。


 だというのに、最近は逆転している作品の多いこと多いこと。


 スキルがあるからそれが出来る?

 ゲロ吐きそう。


 とまぁ、そんな次第であります。

 特にこれ以上の何かは無いであります。

 筆者の考えはこうで、だからそうした作品はそっ閉じしちゃうっていうだけの事です。

皆さんは何処で線引きしているのでしょうか。


ことごとく滅ぶが良い、という過激派から。

何でもオールオッケー、という仏の化身もいるのでしょうね。



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― 新着の感想 ―
僕の思っていたことが完璧に言語化されていて感動しました笑
[一言] (地球の)人間と大体同じとか適当な設定してるから違和感出るんだよな。 状況だけ見ればほぼアンドロイドだもんね。
[良い点] わかる。 [一言] > スキルがあるからそれが出来る?  以前よんだ作品で、その設定を利用して、スキルを獲得すると、勝手に記憶改ざんや肉体改変が行われ、人格障害が起きるみたいな作品があった…
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