表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界暴力系聖職者  作者: 鯖の味噌煮
4/6

それぞれの夜


「うう、眠い。なのに寝れない・・・」

「奈緒さん、羊数えましょう。子羊が一匹・・・救わなきゃ・・・」

「それこそ寝れなくなるよね!?」

村で行われた宴会。ささやかだったが、村人の気持ちがよく伝わった。

終わってから、また風呂に入り、寝ることにした。ちなみに、マリアは普通のパジャマ、奈緒は浴衣みたいな寝間着だ。

しかし、願望がかなって興奮しているのか、二人はなかなか寝付けなかった。

「そういえば、あんたはなんでこの世界に来たのか、わかる?」

「いえ。私はただ酷い懺悔をした人を殺して回りたいと思って、部屋のドアをあけたら」

「あたしも似てるわ。殺したい殺したいってふすまあけたら」

「へえ、不思議ですね」

「ねー」

二人は気づいていないが、二人とも同じ事考えていた。

「ああ、眠い・・・実家にいた頃は眠くなんてならなかったのに」

「私もですよ。眠いのに目が冴えて・・・」



マリアはひたすら目を瞑る作戦に出た。

(こうしていればいつ・・か・・・眠れ・・・)

「すー、すー」

約30秒で眠りについた。



(うそ!あの子もう寝たの!?)

奈緒は驚愕していた。あれほど目が冴えていたマリアが、すぐに寝た。驚愕するしかない。

(うーん、羊数える・・・ダメだ頭の中で殺しちゃう)

なかなかの危険思想だ。

(睡眠薬?売ってない・・・目を瞑る?・・・簡単には寝れない・・・)

そんな時、ふととある友達の言葉を思い出す。

(えーと、自慰行為?だっけ・・・あたしそういうの疎いけど・・・)

とりあえず、以前友達に教えられた通り、胸を揉む。

「!?、んっ、あ・・・」

今まで感じたことの無い感覚。

(えっ・・・何いまの・・・体中に電気が走るような)

しかし、手が止まらず、ひたすら揉み続ける。

奈緒は、声を殺して感じていた。マリアにバレてはいけない。そんな背徳感が、さらに快感を強くさせた。

(ああ、だめだ、手が止まんない・・・なんか、体の奥がうずく・・・なんか来る!)

その日、初めて奈緒は自慰行為を行い、はまってしまった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ