表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界暴力系聖職者  作者: 鯖の味噌煮
3/6

シスターの修練


「うっ、草原が燃えてる!?」

「本当です!服に聖気を纏わせれば燃えませんよ!」

「そうね・・・、多分あいつが元凶ね」

向こうに見える人影。それが元凶だと奈緒は考えた。

「あんた誰?」

「奈緒さん、単刀直入すぎです!」

「おっと、これはこれはお嬢さん達。あなた達が僕の部下を屠ってくれた聖職者の方ですね・・・

僕はこの地域の担当魔族、キュウビです。」

「へえ、キュウビね。ちょうどいいわ。あたし、ちゃんとした人を殺したかったのよ!」

「奈緒さん落ち着いて!あの方見た目人ですけど絶対狐ですよ!」

「もう、なら最初から言ってよね!」

「いやキュウビって時点で分かりますよね!?」

敵からも驚かれている。

「もういい、殺してやる!」

凄まじい速さで玉串に聖気を流し、剣へと姿を変えさせる。

「おっといけない」

キュウビも己の生み出した紅の炎を剣へと変え、迎撃。高く澄んだ音が響く。

「こちらもお気をつけください!」

マリアも籠手ガントレットを装備し、殴りかかる。

しかし、途中で炎に阻まれる。

「もう、なんなのこの炎!」

「僕の魔力を炎へと昇華へんかんさせているんですよ」

「ふーん、つまりは聖気でもできるのよね!」

「ええ、可能じゃないのでしょうか!」

「できるのならやってみなさい!できないのでしょうけど!」

その会話の間にも剣を交え、拳は防がれる。

「奈緒さん、1分待ってください!」

「ええ!さあ死ね!」

「殺さないでくださいよ奈緒さん!」




「だったらこれはどう!」

右に玉串の剣、左にナイフに聖気を纏わせた物。二刀流だ。

「死ね、死ね、死ねええ!」

「このぐらい、どうって事無いですよ!」

どうやってもさばかれる。

「マリア、いける!?」

「はい!」

マリアはキュウビへ突っ込んだ。籠手ガントレットに蒼い光を纏っている。

「こんな物、焰の瘴壁で・・・な!?」

瘴壁をマリアの拳が貫通する。

「うふふ、水の聖気を纏わせました!」

そしてそのまま殴られるキュウビ。

「ぐふうっ!」

「これで終わりよ!」

奈緒がキュウビをズタズタに切り刻む。

主が消えたからか、炎は消えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ