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振り返ればあやかしがいる。  作者: アイザワ咲香
第零章 僕が死んだ日の話
1/12

少しずつ更新していきますので、今回読んでくださる方は次も読んでいただけると嬉しいです。


 僕は自分につながれた心電図をぼんやりと眺めながら、自分の人生を思い返していた。

生まれつき体の弱かった僕は、産まれてから十八年間病院を出ることは無かった。


十八年、本ばかり読み続けていた。

十八年、友達ができたことはなかった。

十八年、両親の負担だった。


 僕は何のために産まれてきたのだろうか?何のために生きてきたのだろうか?

僕の人生に意味はあったのだろうか?

――考えるまでもない。


僕の人生に意味なんてなかった。産まれてきた理由も、生きてきた理由もない。


 僕は静かに涙を流す。

もし来世が存在するなら、今度は――今度こそは意味のある人生を送ろう。そして、現世ではできなかったことをしよう。

外に出て走って、沢山の友達を作って……そして、誰かの役に立ちたい。

そんなことを考えながら僕は目を閉じた。


『もう、お前でいいや』


 意識が消える直前、不思議な声が聞こえたが、僕には気にする時間すら残されていなかった。



■月■日午前■時■■分。僕の短い生涯は幕を下ろした。


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