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登場人物たち
私が書く小説の登場人物たちにはどうしても私の感情が入る
本音が入る
理想が入る
様々な人物を描きたい
でも、書いている人間は私1人
だから、登場人物たちに嫌気がさすこともある
どうしても書けなくなることがある
でも、現実社会で悩んだとき、ふと思う
あの子だったら今
こうする
こう考える
そう思った瞬間、あっさりと悩みが解決してしまうことすら有る
それは私があの子たちに命を宿してきたからで
私の中で確かに生きているからであって
だから、書くことをやめられない
あなたたちを考えることをやめない
あなたは私の弱さを写す鏡
あなたは私の強さを高める存在