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異世界へGO!

初投稿です。

処女作なのでアラや雑味が目立ちますがそこはご愛敬。

毎日投稿は出来ないと思いますが間を開けないように心がけたいとおもいます。

コメント、批評をいただきたいです。

なんでもし

今日俺は死んだ。

はず。

死因は轢死。踏切で電車に飛び込んで即死だ。

別に自殺したくて飛び込んだわけじゃない。

踏切の真ん中に足の悪いおじさんがいたから飛び込んだんだ。

普段正義感なんて微塵も無いくせに足が勝手に動いた。

本当に勝手だ。嘘じゃない。

おじさんを突き飛ばした瞬間線路の溝に足がとられその場にコケた。

それから数秒後ブレーキの音と警笛をけたたましく鳴らしている鉄の塊が俺を轢いた。

電車の警笛と一部始終を見ていた人の悲鳴の事は覚えている。

そこからは痛みも何も覚えていない。

そりゃそーだ。死んだんだから。

もう一度言う。俺は死んだ。

死んだ筈なのに…



なんで森に寝そべっているんだ?












「は!?森!?何で!?」


目を覚まし状況を理解した瞬間勝手にそう叫んでいた。


待て待て待て待て!どういうと?天国?

ここ天国?

死後の世界って本当にあるのか?


訳がわからずウロウロしていると足に何かが当たった。

足元を見ると家を出るときに背負ってきた俺のボディバックが落ちている。


スマホ、財布、鍵…ん?なんだこれ。


取り出してみると小さな霧吹きのような物が入っていた。


ゲロスプレー?

なんだっけこれ。


あー思い出した。

この前友達の家に行った時にふざけて買ったパーティグッズか。

てかそんなことはどうでも良くて。

今の状況を考えろ。

どういう事だ?俺は死んでないのか?

でも俺は確かに電車に轢かれた。

それは確実に覚えている。

じゃあ怪我は?


常識的に考えて電車に轢かれたらバラバラになること間違い無しだが骨折はおろか少しの出血すらしていない。


電車に跳ねられて遠くの山に飛ばされた?

打ち所がよくて無傷?

アリエンワ。

じゃあやっぱり死後の世界なのか…?

だとしたら冥土の土産がゲロの臭いスプレーってこんな悲しいことねぇよ。


…もしかして


異世界転生ってやつ…?


いやまさかね、そんなね。

流石にアニメの見すぎだわ俺。

引くわーこの考えは流石に自分でも引くわ。無いわ。

ワナビの小説じゃねーんだから。

落ち着け俺。

ハハッ…はぁ…


俺は再び仰向けに寝る。


「なんなんだよこれ…」


目を瞑りポツリと空に向けて呟く。

すると急に周りが暗くなるのを感じた。


ん?


目を開けると俺の上空を通過した。

ドラゴンが。


「…は?」


ドラゴンが通りすぎると再び日差しが俺を照らす。


まじで?

どらごん?

は?

これってまさか……


「本当に異世界転生してるぅぅぅぅぅぅぅぅ!?!?!?」



こうして俺の異世界ライフの幕が開けた。






俺の上空をドラゴンが通過してから十五分ほど経ちやっと落ち着いた。


そして俺はひとつの仮説を立てた。

ここは異世界だ。

こんなこと言ったらおかしな人に思われるだろうがそうなのだから仕方ない。

証拠と聞かれると核心的なものが一つもないが強いて言うならここまでの流れ俗に言うテンプレなのだ。

俺は通学中、新人ラノベ投稿サイトの『ライターになろう』で様々な異世界転生物を見てきたが主人公が事故って転生されると言う流れは一つのお約束みたいなものなのだ。

それとドラゴンが居たこと。

証拠と言う証拠はこの二点だけだ。

様々な異論があるだろうがもう知らん。

ここは異世界じゃ!

てかもうぶっちゃけ考えるの疲れた!!

どっちにしろ死後の世界説でも生きてる説でもその他説でも今俺に現実ではあり得ない事が起きてるのは変わらねぇし!

しーらねぇやぁい!!


無理矢理だが仮説を立てた事により落ち着いてきた。

ここからどうしようか。

帰れるなら帰りたいがいっこうに元の世界に戻る様子もない。

過ごしていくうちに何かヒントに会えるはず。

まずはこの世界で生き残ることが大切だ。



と、ここでひとつ気付く。


まてよ…?ここは異世界だろ?

つーことは…

ここの世界の奴等みんなおバカ?

ここの世界にいる奴等が『ライターになろう』特有の原始人並みの脳ミソしかない奴等だとすればこの世界で名を馳せるも巨万の富を得ようも簡単じゃね?


箱に座って飯食うだけでヒーローだぜ?

硬貨掛け算して百数えるだけで革命的思考だぜ?

ギルド!ハーレム!俺TUEEE!チート!etc!!

おぉ…夢が広がる…

ここで余生を過ごすのもありなのか?

ハーレムリア充生活が待っているのか?

オラ、ワクワクすっぞ。

でも待て、まずはこの森を抜けて街に出る必要があるな。

とは言っても急にここに来たからどっちに行ったら街に行けるのか検討すらつかない。

異世界なら巨乳の金髪エルフが助けてくれてもいいはずだが。

どーしたものか。


頭を捻っていると背後で何かが動く音がした。


なんだ?エルフか!?


俺は音のした方向にサッと振り向く。


「え」


角を生やした筋骨隆々の熊さんが一匹。

邪悪っぽいオーラを纏い低いうなり声をあげて睨む。


ウッソダロ…

いかがでしたか?楽しく見ていただけたでしょうか?(小学校の給食放送並感)

ストックはあるので次は早目に出します。

ではでは

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