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こころ龍之介☆短編集  作者: こころ龍之介
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ありがとう ~七夕の次の日の朝に~

遊言会七夕企画の為の書き下ろし作品です。

心之介、生まれてきてありがとう。

今日は七月八日、七夕の次の日です。


あなたにはパパはいません。

あなたを授かった時、パパはもういませんでした。

でもね、あなたのパパはすごく優しい人で、ママだけを愛してくれました。


ちっちゃい心之介、あなたは二週間早く生まれてきました。

ママが出産の時に意識を失ってしまったので、抱く事やおっばいをあげる事もできず、未熟児だったあなたは生まれてすぐ保育器の中に入れられました。

それでもさっき、初めてガラス越しにあなたを見た時に、ママは嬉しくて泣いてしまいました。

周りの赤ちゃんより小さいけれど、生んでよかったと思いました。


心之介、これがあなたの名前です。

あなたを生んでいる時に、夢の中でこの名前が聞こえました。

もしかすると、七夕だったので天国のパパが会いに来てプレゼントしてくれたとママは思っています。


ちっちゃな心之介、ママはあなたが生まれてきてくれた事がママの誇りです。


かわいい心之介、どんな事があっても一緒に歩いていこうね。

嬉しくて嬉しくて嬉しくて、この気持ちを残したくて、ママはこの手紙を書きました。

ママはいつも心之介の傍にいるから・・・。



くるみ


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