異世界=ヨーロッパ、ってなんでやねん!
はい、異世界って何?異世界って面白いの?なんで異世界物ばかり小説になっているの?って人多いと思います。
まず最初に異世界とは何か?ですが、私たちの居る現実世界とは違うどこか別の世界の事を指します。
では、昨今の小説で異世界物が多い理由ですが、これは単純に出版社が売り上げあがるから、という理由で増えているだけです。
それも異世界=中世ヨーロッパ的な世界が一般的になっていて、石畳の道路に石造り、煉瓦造りの家が立ち並ぶ世界ばかりです。
正直言ってそんな似た様な異世界ばかりでは、食傷気味になる人が出てくるのも頷けます。(さり気に自分は棚に上げる)
では、異世界ってなんでヨーロッパ的な世界が多いのかと言うと、単なる憧れです。
魔法=ヨーロッパとか、鎧着て走り回ってるの=ヨーロッパ、と思っておられる作者が大変多い!
それは正直言って固定観念でしかありえません! 厳しく言うなら思考の停止以外の何ものでもない!
魔法が使いたい、鎧着て走り回らせたいのは分かります。
でも、ヨーロッパ風な世界である意味はどこにあるんですか!?
正直言ってどこにもありませんよね?
私の作品の日本式城郭は、ヨーロッパ的世界で日本式の城郭あったら面白いだろうな。って発想から作ったので、ヨーロッパ風異世界である必要があります。
でも、ダンジョン作ったり、ハーレム作ったり、冒険して俺TUEEEEしたいだけなら別にヨーロッパでなくても、日本でも、中国でも、インドでも、アフリカでも良いじゃないですか?
ただ単純に世界を借りてくるだけで良いのですか?
読んでもらえる作品を作るのは、作者の当然の責務です。
売れる作品を作るのは作家の仕事です。
でも、未知の領域で挑戦したいと思いませんか?
自分が知っている知識だけじゃなくて、新しい知識増やしませんか?
中国楽しいですよ。白髪三千丈の大げさな表現いっぱいありますよ。
インド、ヒンドゥー教楽しいですよ。キリストよりよっぽど人間らしい神様いっぱいです。
アフリカなんてジャングルの王者だって書けるじゃないですか。そこにダンジョン作っても面白いと思いますよ。
特に現在の小説特にラノベはネタが無くなった、なんて言われます。
でも私は、まだまだネタがあると思うんです。だって誰も発想しなかった物っていっぱいあるじゃないですか?
それこそ既成の物を組み合わせても良いじゃないですか?虚淵玄の「まどマギ」の様に、魔法少女にシリアス入れて、なんて発想と同じようにしたら楽しい物できますよ?(決してパクリを進めている訳ではありません)
要は自分だけの構成作ってみませんかって話です。
作品はあくまで自分の発想とそれを文章化する作業です。
その発想の部分をテンプレだけで良いんですか?
俺TUEEEEとハーレムばっかで良いんですか?
確かに数字は取れます。そしてチヤホヤされて良い気になれます。
でも書籍化はされませんよね?狭い世界でやったと喜ぶだけですよね?
せっかく作るんだから、暇つぶしの作品でも、発想だけは書籍化目指せるもの書いてみませんか?
想像する事が、創造する事が作家の、作者の、筆者の特権です。
その特権をテンプレだけで潰さないでください。
新しいテンプレ作ってやるくらいの勢いで考えてみてください。
評価されないのは、辛いです。苦しいです。
でも、その辛さ、苦しさを味わってから、評価される喜びを見い出してみては如何でしょうか?
ダメならさっさと完結させて次行けば良いじゃないですか。(私は絶対エタりませんけどね)
新しい話で挑戦して、失敗して、それでもまた挑戦してを繰り返すのも楽しいですよ。
さぁ、作家の皆さん。今こそ作品に問い直してみてください。
「この世界観で本当に良いのだろうか?この世界にする意味はあるのだろうか?」とね。
そうする事で、貴方の小説はもっと魅力的で独創的な物になるはずですよ。
若干深夜のノリで書いてます。
おかしな点についてはスルーするか、意図を組んでください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。