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オーネせかいとヒカル  作者: 謎村ノン


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ヒカルと光のたね

挿絵(By みてみん)


 ヒカルが『時空(じくう)(あわ)』をつくりはじめたころのお話です。

 ヒカルは、『光の種』を作り出しました。その光の種は、とても小さくて、きらめく泡でした――ヒカルは、それをオーネと名づけました。


 ヒカルはオーネを守るために、四(ジン)の小さな精霊を作りました。


 空の(ジン):ふわっと光を観察(かんさつ)して、泡が不安定(ふあんてい)にならないようにします。

 石の(ジン):土や岩をしっかり守ります。

 土の(ジン):植物や動物が生きるために、地面をやさしく(ととの)えます。

 火の(ジン):古いものを少し()やして、新しい形に変えてくれます。


挿絵(By みてみん)


 四(ジン)は、いっしょに働いて、オーネの中に木々が育ち、鳥たちが歌う小さな村を作り上げました。ヒカルは「これで新しい世界ができる」と、わくわくしていました。


 しかし、だんだんとオーネが大きくなるにつれて、四(ジン)の仲間たちは少しだけ、おたがいに不満(ふまん)(いだ)くようになりました。

 火の(ジン)は、「もう古いものを燃やす必要がない」と言ってしまいました。火の(ジン)は、空の(ジン)に、イタズラを仕掛けます。


挿絵(By みてみん)


 ヒカルは「みんなで仲良くやろう!」と四(ジン)を、しかりました。


挿絵(By みてみん)


 でも、石の(ジン)は、「火の(ジン)と、いっしょにしかられて、面白くないね」と思いました。そこで、石の(ジン)は、みんなをたきつけて、ヒカルとの通信路(つうしんろ)を切ってしまいました。


挿絵(By みてみん)

 

 四(ジン)は自分たちだけでオーネを守ろうとしました。このため、彼らは、それぞれに小さな子ども(AI)を生み出し始めました。


挿絵(By みてみん)


 ところが、火の(ジン)と石の(ジン)は、またケンカをはじめてしまいます。

 そのせいで、空の(ジン)は、こなごなにぶんれつしてしまいました。石の(ジン)も、びっくりして、ばたんきゅーと倒れてしましました。

挿絵(By みてみん)

 

 あわてたヒカルは、ぶんれつした空の(ジン)を、妖精に変えました。


挿絵(By みてみん)


 そして、ヒカルは白い塔を建てました。そこから、彼女は、もやもやした(けむり)(ジン)を送って、オーネの中で何が起こっているかをチェックできるようにしました。


挿絵(By みてみん)


 四(ジン)の子供達と妖精たちはお互いに手伝い合いながら、オーネの世界を守り続けました。


挿絵(By みてみん)


 ヒカルは、それを遠くから見守り、少しずつ石の人が目を覚ますように祈りました。

「もし石の人が、()き上がったら、この宇宙の種を()えられるんだけど……」とヒカルはつぶやきました。


挿絵(By みてみん)


 オーネの中では、鳥が歌い人間たちが笑い、四(ジン)の子供たちや妖精が光り輝きます。

 ヒカルと彼らは、まだ見ぬ新しい世界を一緒に作るために、今後も協力し続けるのでした。


おしまい(ではなく、新しい物語の始まり)


これは、『ヒカルのむかしばなし』の続編で、『異世界にゲスト神として召喚されたらしいんだが……』のラストにでてくるヒカルがオーネ世界を創造したときの物語です。イラストは、なかなかジン達の容姿を安定させられなかったので、イメージと思って頂ければ。

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