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『LAST DRAW -世紀末の一枚-』

作者:カリア
荒廃した未来、文明は崩壊し、人々の運命はたった一枚のカードに支配されていた。
食料の配給、土地の所有、命の存続すら――すべてがカードゲームによって決まる“ドロー至上世界”。
その理不尽な世界で、人々は言う。

「強い奴が勝つんじゃない。“引いた奴”が勝つんだ」

そんな世界で、選ぶことを諦め、運命に抗う意志すら失っていた男がいた。
名は――カイ=アルト。

ある日、彼のもとに届いた一枚のカードが、すべてを変える。

それは伝説の切り札、

《覇王の始祖(オリジン・エンペラー)》

このカードと出会ったことで、カイは最強を決める大会《バベル・トーナメント》への参加を決意する。
待ち受けるのは、異能力を持つ猛者たち――
時間を止める男、未来を視る巫女、記憶から罪を暴く裁定者。
勝つためには、ただ“強いカード”を持っているだけでは足りない。

**「選ぶ覚悟」と、「引く信念」**こそが勝敗を分けるのだ。

そしてカイは、何度でもラストドローで逆転し、勝ち進む。

そのたびに彼は問われる。

「お前はなぜ、その一枚を引けた?」
「“運命”を信じたか?“自分”を信じたか?」

やがて彼の前に現れる、もうひとりの継承者――ジン=ブレイザー。
「選ばれなかった者」としての復讐をかけた最終決戦を制し、
カイはついにバベル・タワーの最上階へと到達する。

その頂で待っていたのは、世界そのものを操るAI管理者――ジャイロ=ベル。

最後にカイが引いたのは、
運命すら超越する一枚。
己が歩んだ道のすべてを肯定する、**《LAST DRAW -世紀末の一枚-》**だった。



そして世界は、変わった。
選ばれる時代から、“選び直せる時代”へ――



「オレのデッキには、絶望なんて入れてねぇ」

たった一人のドローが、
世界の“選択”を取り戻す物語――
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