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ナンシーとレイチェルが凄い冒険者に成るべく奮闘する物語  作者: エンタルピーでエントロピー
1/5

旅立ち

開いて頂きありがとうございます。

初の連載ですので至らない部分が多いと思いますが、是非楽しんでください。

 ここはとある世界の話。


 この世界の生き物は大体レベルと呼ばれるものがある。このレベルはステータスに影響する。尤もレベルが上がらなくてもステータスの値を上げる方法もあるが、楽にあげるならレベルを上げるのが手っ取り早い。


 そしてこの世界には、人族、亜人族、獣人族、魔人族、魔物族、龍族、竜族が主に存在している。


 人族の説明は不要だろう。亜人族にはドワーフやエルフ等が含まれる。獣人族はケモ耳を生やしていたり、ケモ耳達より獣度が高い輩がそうだ。魔人族は悪魔の様な、と言えば伝わるだろう。魔物族は野生の獣が魔力を得て、凶暴性が増したものを指す。そして龍族は知性を持ち独自の文化を発展させている龍を指す。最後の竜族は知性を持たず気の向くままに暴れている竜を指す。


 こんな世界で十七歳の誕生日を迎えた少年と少女が生まれ育った村を出て冒険に出るそんな物語が少し前に始まった。



 ————————————————————————



 隆森 ナンシーそれが俺の名前、この物語の主人公だ。ちなみに年齢は十七になったばかりで、凄い冒険者に憧れて田舎から飛び出してきた。そして同じ土地からついて来た相方の信野 レイチェル。


 今はこの二人で、栄えている王都の近隣の街であるペンゾーを目指して旅をしている。王都で嘗められない為に、そこである程度稼いで、装備を整えようと考えているのだ。


「しっかし金が無ぇから、馬車にも乗れねぇし歩きやし、宿にも泊まれねぇから野宿だしで疲れたわ」


 そうナンシーが言い、それにレイチェルが応える。


「だから、あれだけお金貯めてから出発しようと言ったのに全然聞いてくれないんだから」


「しゃーないやん、早うあの村出たかったし、レイチェルとも一緒にいたかってんから。それに、俺がお金貯められへんの知ってるやろ?」


「私が貯めてた分までしょうもない物に使ったもんね。何よ『気持ち、速く走れるかもしれないサンダル』ってサンダルで旅出来る訳ないでしょ!? それに、気持ち、速く走れるかもしれないの意味も分かんないわよ! それで銀貨二十枚は高すぎるよ!」


「ちゃうねん! あーゆー意味わからん感じのやつめっちゃ好きやねんって! 分かるやろ?」


「分かんないわよ! 買うなら自分のお金で買ってよね!」


 これと似たような残念な会話をもう数十回は繰り返してる残念なコンビである。


 さて、この残念コンビが村を飛び出してから二十日が過ぎた今現在の場所は目的地のペンゾー街と出身である村の丁度中間付近である。馬車に乗れていたら今頃ペンゾー街に着いている頃である。そして今、このコンビは碌な装備もせずに近道になる森の中を突っ切ろうとしているのだ。


「なぁ、ほんまにここ通るん? 止めとかん? 絶対死ぬやつやでこれ」


「大丈夫よ! 魔物も野生の動物も私達のことなんてアウトオブ眼中よ! たぶん、きっと、おそらくね!」


「せやな! 間違いないわ!」


えぇ、ほんとにアホなんですよ。




 ―――――――――――――――――――

 名前:隆森 ナンシー 種族:人

 レベル:4

 体力 :60

 魔力量:30

 筋力 :25

 防御力:48

 賢さ :15

 器用 :20

 俊敏 :48



 名前:信野 レイチェル 種族:人

 レベル:3

 体力 :50

 魔力量:70

 筋力 :10

 防御力:40

 賢さ :17

 器用 :23

 俊敏 :40

お読みいただきありがとうございます。

宜しければ、感想、ブックマーク、評価して頂けると幸いです。

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