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意味の無い殺人  作者: ミスルトー
3/3

逮捕

自分もアキラも辛かった。


殺人の日


朝、久しぶりにアキラに会った。目も合わせなかった。

最近は大学内でも喧嘩していた。二人とも顔ががアザだらけだった。二人はともに嫌だった。

しかし離れたくても離れられない何かがあった。それは二人が見つけることは出来ないものだった。

離れる方法は一つ。どちらかがいなくなることだった。

この考えに陥ると逃れることは出来なかった。

その夜、二人は終了時間がたまたま一緒だった。帰路は二人とも一緒だから一緒に帰っていた。

帰路の途中でその時は訪れた。

二人とも誰の目もつかないある裏路地で喧嘩し始めた。

「これが最後になるだろうな」

アキラはニヤリと笑った。

「お前の方が」

まずアキラがナイフを取り出した。アキラも殺意があったに違いない。自分もナイフを取り出した。

アキラがさきに上からナイフを振り落とした。自分は何も考えてなかったが体が動いていた。

避けてから自分はまず一回刺した。アキラはひるんだ。そこでまた、ひとつきした。今度は心臓を狙った。

完全にアキラは死んだ。もみ合っている間は真顔で本当に殺してやろうとしていた。しかし殺した後自分の犯した罪を理解した。すぐにその遺体を隠した。そして逃げるかのように帰っていた。服には血が多く付いていたので警察に通報されていたようで、だんだんとパトカーの音が近づいていた。

「どうしたんですか。」

警察に聞かれた。

「人を殺してしまった。」

自分は本当のことを言った。

そして逮捕された。



自分は何年か刑務所に入ることになった。

最初自分は悲しかった。自分が嫌いになった。

そう考えるようになり、心が病み始めた。

そして今までの体格は失われ始めた。


5ヶ月後


自分は刑務所の中で死んだ。

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