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妄想論

ネット上の不毛な論争

作者: とびうお君

 私はネットの不毛な議論が減って欲しいと考えている。その中で常に面白いって言葉が問題だと書いてきた。それに対して特に問題だと思う事を今回発見した。以前の復習になるけど、以前は、面白いは複合的な言葉だから話がかみ合わない元になるから具体的に1義的に取れる言葉に言いなおすべきだと書いてきた。これだけじゃまだ足りないと気が付いた。


 その前に好き嫌いって話しも雑な話しだと思う。好みと言う偏りには程度が有る。これがものすごく重要になってくるのは、軽い話、気軽な話と言うのは、それほど強い刺激じゃなくても満足できる。これ今と言う時代にはものすごく重要なので書いてる。こういった好き嫌いが大体面白い面白くないは関わってくる。


 気軽な面白さとは、さほど強い面白さじゃなくて良い。これがちょっとでも下がると面白くないに突入してしまう。これが結構重要。気軽な作品を楽しむ大半の人間はそれほど面白いと思ってない。自分と大きな差があるとあまり考え無い方が良い。理解できないとなってしまうが、その多くは熱狂的に好きな人と数に圧倒されてしまうけど、熱狂的に好きな人は一部で多数派は微妙にしか楽しんでない。


 これは私独自の考えじゃないと思うけど、気軽に楽しめる作品は傑作が生まれにくいって印象を持ってる人がいると思う。もちろんこれは物語の王道を熟知してる人になる。今の時代の気軽さに完全にはマッチしてない人が外から眺めてる形になる。これは私は否定的、上記の同じベクトルを向いてるのに、その感情の強度が違う人達は気軽な作品でも傑作となってしまう。


 私個人は、これをその人が傑作だと思うなら傑作なんじゃないか?と思ってる。何故なら私は面白さのベクトルが同様で分かってるのに、それほど強く感じれないから。同じ好みなのに程度で全くその作品への印象が違う。これは好みの偏りの違いだと見てる。偏りと言うのは、当然濃度的になる。人によって偏りの濃淡が出来る。そもそも好き嫌いは偏り以外でも発生する。嫌いと好きが完全に1対1になるか?と言うとそう単純でもない。もっと言うと、好き嫌いに程度が深く関わるほど偏りの意味が生じるのじゃないか?と見てる。


 食べ物だと好き嫌いが無いは偏りが無い。だが野菜が嫌いで肉がスキってのはどこかこの2つは関係してる部分がある。肉の側に好みが偏ってるから野菜嫌いになりやすい。そもそもこれはどこかで関係した偏りにならないと、食物を食べる事が出来なくなってしまう。


 程度を扱うのが重要ってのは、通常の好き嫌いじゃないものがあるとなる。偏りの濃淡が出る人は気軽な作品で傑作が生まれやすい。お菓子ばかり食べてる偏食と良く似た部分がある。これに対してあまり否定的な事を言わずに、そういう事だと認めてしまった後の話しになる。この人はさらにこれを好き嫌いから面白い、面白くないに変換してしまう。大半の人間が面白い、面白くないに置き換えてしまうのは事実なので一般的な人間の思考回路として良い。


 この人と、気軽な作品から傑作が生まれないと考えてる人が面白い面白くないで議論したらどうなるか?間違いなく不毛なやり取りにしかならない。これは私は特殊例で話してるわけじゃない。ネットのアニメ漫画やなろうで多い言い争いを単純化したもの。


 その不毛を解決できるのか?なら出来ない。それよりもこれ不毛なんじゃないか?って考えるきっかけの方が大事だと思う。そのための助けには絶対に今回の話がなれると思ってる。


 もう1つ問題がある。この気軽に見てる多数派は多分何が面白いのか?良く分からないと思う。言語的に対話がとても難しいが、それでも偏った嗜好の持ち主は、強く感じてるので、考えるきっかけは揃ってる。最近書いた癒しと言うのがこれに当たる。弱く感じてる人は何を楽しんでるのか?正直さっぱり分からん。私自身も正直言うと自信が無いんだ。強く感じてる人の癒しは感想として理解しやすい。それは何故か?と言うと、その人は深夜アニメで共通するキャラクターの可愛さから癒しが生じてるので癒しを直接捉える必要が無いから。


 面白い事に理由が述べられると思ってる人がいるのだが、これはそうやって見てるからで、それは逆に言えば、気軽に楽しむ楽しみ方をイマイチ分かって無い人が多い。気軽に楽しめるものは例外なく頭を余り使わない楽しみが多い。その状態でかつ薄い刺激を説明できるわけが無いんだ。ネットの中では業者によるこれをステマだと決めてる論調が数多く目立つ。


 ネットのアニメ漫画の評価に対する不毛な言い争いは起こるべくして起こってる。単純な好みの違いだけじゃない、好みの偏りもこれに深く関わってる。これらが最終的に何故面白い面白くないになってもっと悪化するか?と言うと、これによって1元的な直線で作品を評価できると摩り替わってしまうからで、かつ、それを求めてる人がいるから。


 確かにコレはわかりやすいので求める気持ちはすごく分かる。だが完全に破綻してる滅茶苦茶な面白いと言う言葉を一元化のベースにするべきじゃない。これに対して不毛だと距離をとらないと、永遠に不毛な論争を巻きこまれると私は予言してしめておきたい。


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