表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『バカ』な彼と真面目な彼女の生徒会!  作者: 丈槍 京
第一章 全ての『バカ』
8/17

第八話 終業式と成績

 テストも終わり、終業式という夏休みに向ける扉を残すだけ。しかし待っているのは夏休みだけではなく知っての通り通知表という悪夢も待っているのだ。柊が勉強に付き合ってくれたからいつもよりはいいだろう。

 そしてやっぱり夏休み!夏休みはぼっちでも楽しめるからいいよな。でも人間の本能?で普通の休日は特に友達と遊びたくなんてならないのに(友達はいない)夏休みという休日には何故か友達と遊びたくなるんだよな。(友達はいない。二度目)優越感みたいなものなのだろうか。周りの学生も普通に夏休みだけど。

 俺は暑苦しい日光を浴びながら学生のオアシスである夏休みを妄想しながら学校に向かった。

 終業式と言ってもつまらない校長の話を立たされながら聞かされた。始業式と何も変わらん。誰が校長の話に興味なんて持つんだ?どこの学校でも話してることなんてほとんど同じなのに……

 俺達は教室に戻りホームルームを始めた。ホームルームって言っても夏休みの過ごし方とか通知表をもらうくらいだけど。クラスが通知表を見て友達と一喜一憂している中、俺は一人で残酷な通知表を眺めていた。

予想通りいつもよりはだいぶマシだけどもう少し授業に出席しようと心に誓った大和であった。そしてホームルームが終わった瞬間、俺は颯爽と生徒会室に向かった。


 生徒会室に入ると辻が机でうずくまっていてそれを滝川先輩が慰めていた。

「何しているんだ?」

「明日香ちゃんの通知表が悪かったらしくて……」

「なぁ辻!俺も通知表残酷だったし大丈夫だ!」

「ほ、本当!?」

「ホントホント。別に一学期の成績なんて気にしなくてもこれから頑張れば大学だって行けるし?」

 でも辻も通知表悪くてよかったー。やっぱり仲間がいると心強いよな!マジで俺一人だけ通知表が残酷とか絶対嫌だし。

「あなた達、何しているの?」

「俺と辻の通知表が悪いって話」

「辻ってば授業中に寝ているか受けてないかの二択だもん。悪くて当たり前」

 嘘だろ!?俺と全く同じじゃねーか!遊び人はやっぱり同じ行動をするのか?でも遊び人もレベル三十で賢者になれるから中途半端に遊ぶよりとことん遊んだほうがいいな!

「でも今日から夏休み!遊ぶしかないでしょっ!課題だって適当にやったら終わるし」

「辻のことだから私に課題を見せてもらいに来るのが目に見えているけど?」

「師匠だって遊んでばっかで課題とか全然やらなさそうだよ」

「なすりつけやがって!俺は家事しなくちゃいけないから課題が終わってなくてもしょうがないんだよー」

「そういえば私達って友達じゃないの……かしら?」

「たしかに言われてみれば友達みたいなことしているよな?」

「あー多分友達だわ」

「そうそう!大和君とはいっぱい遊んだし!」

 マジで感動した。生まれて初めて友達ができた!俺はついに生きてく意味を見つけた気がするよ!……でも若干、辻だけ適当じゃなかったか?

俺もなんとなくこの関係って友達っぽくね?とか思っていたんだよ。でも友達って言うのなんか恥ずかしいじゃん?もし相手から友達って思われてなかったら心に痛恨の一撃だし??

 このままいけばリア充になれるかも……ってこれフラグを立てたら回収してしまう!

勘違いしてリア充とは無縁の関係になるのが目に見えている。でもつまり今年の夏休みはエンジョイ出来るはず!


 ていうかなんで俺達は生徒会室に集まっているんだ?別に集会する予定も聞いてないし。

本能的に生徒会室をホームと捉えているのだろうか。まぁここって和むもんな。

「じゃあメールアドレス交換しようよ?まだ交換してなかったでしょ?夏休みだし勉強会をしたり遊ぶときとかに予定とか立てやすいからお願い!」

「俺と交換してくれるのか??」

「う、うん」

つ、ついに俺のアドレス帳に妹以外の名前が表示されるのかこれは革命だー!俺は高校生に携帯を買ったけどそのまま全く使わずにただ持ち歩いている。

「じゃあ大和君!次は私ね!」

「ずるいぞ滝本!私だって交換したいぞ!」

一気に三人も増えた!これは凄い!しかも女子と!!つい顔がニヤついてしまう。この俺がハーレム状態だと死亡フラグが立ったんじゃないか不安になるくらいだぞ!?

 そして俺達は雑談をしながら一緒に帰ることになった。


 俺が家に帰ると当然双葉が帰ってきており、すぐに昼食を作った。なんで俺がご飯を作っているかって?

親が単身赴任になったのは俺が小学校高学年くらいの時でそのころ双葉は小学校低学年だったから当然料理などはできなくて俺はそのころから料理をしていた。その名残みたいなので俺が作っているってわけだ。でもそのせいで双葉が全く料理できなくなってしまったんだよな。双葉のご飯は一度だけ食べたが、なんというか言葉で表せない味だな。例を出すなら鍋とか爆発させちゃいそうな腕だ。

「お兄ちゃん帰って来るの遅いよ。双葉、空腹で死にそうだったよ?」

「お願いだから死なないでくれ!お兄ちゃんも寂しくて死んじゃうよ……」

「じゃあ夏休みの間はずっと双葉と一緒に居てくれる?」

「答えは誰に何を言われようと答えは……オフコースゥ!!」

 こんなに可愛いと彼氏ができないか心配だな。俺が一生養っていくからどこにもいかないでくれ!!お兄ちゃん彼氏できたとか言われたら一生立ち直れないよ!

 まぁ何はともあれ俺は無事に夏休みを迎えることができた。課題が無ければ最高なんだけど高校だから結構量があるんだよね。しかも追試だったから更に増えたし――



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ