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『バカ』な彼と真面目な彼女の生徒会!  作者: 丈槍 京
第一章 全ての『バカ』
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第七話 テストと関係

 皆さんはテストという言葉で何を連想するだろう?

 例えば勉強会・ 部活が無い・成績など連想するものは多々存在する。

 知っての通り、俺は帰宅部のぼっちだった為に成績ぐらいしか連想しなかった。というかできなかった。

 しかしそれは去年まで。俺は数日後、生徒会で集まって勉強会をすることになったのだ。まさに有言実行!


そして勉強会当日。

 柊の提案で俺達の学力を全員が把握することになった。

「はい。まず峰岸君」

「えーっと俺は全教科赤点……」

「あ、仲間。師匠と共鳴しているのかな?」

「いやいや、なんで生徒会メンバーに二人も赤点がいるのよ!」

「いるんだからしょうがないだろ!」

「辻はなんでそんなにテストの点が悪いんだ?」

「ネトゲのイベントと重なったりカンストするまでレベリングしたりと忙しく……」

やベッ、俺とほとんど理由変わらねー!俺もアニメ見たりゲームしていたらテスト期間終わっちゃったで毎回追試受けているんだよな。

「テスト期間なんだから勉強しないと!明日香ちゃんはいい子なんだから」

「じゃあ秋先輩は?」

「私は全教科中の上って感じかな」

「とりあえず秋先輩は大丈夫そうね」

「夏美ちゃんはどうなの?」

「私はテストによるけど中の上くらいかしら」

「俺らってこれだけ馬鹿なのによく高校は入れたよな……」

 つまり柊と滝川先輩は俺と辻を教えればいいのか?

……ちょっと頭よさそうに言ったけど内容がそのまま過ぎて逆に馬鹿っぽく聞こえるかも。はぁ言わなくてよかった、セーフだわ。

 勉強会一日目は話し合いで終わった。この感じだと計画倒れで終わりそうだけど。


そして二日目。

 俺達は今日からテストに向けて勉強を始めた。俺や辻も毎度の恒例行事のような追試はもう卒業したいからな。そしてなんていっても今年の俺は勉強会というリア充がするような集会に参加しているっ!俺は参加することにより成績云々は置いといモチベーションアップになるぜ!

 そして、最初に集中力を切らしてこの勉強会から離脱したのは予想通り辻だった。

プール掃除で経験済みの為ツッコミは入れなかった。

この調子でだらだらと勉強会二日目が終了した。

そして俺が帰ろうとしたとき柊に声をかけられた。

「ねぇ!今から峰岸君の家に行っていい?」

「えっ?別にいいけどどうして?」

「多分生徒会室じゃ辻が居てあんまり勉強が進まないと思うし峰岸君は結構ヤバいから私が付きっきりで教えてくれないと追試になりそうなんだもん……明日休みだしいいでしょ?」

「……えっ!?まぁそうだけど。あと親はいないけど妹がいるよ?それでもいいなら来てもいいけど」

「大丈夫だよ!じゃあ一緒に帰ろ!」

 俺はこのリア充展開に心臓をバクバクさせながら柊と家に向かった。というか脈ありか!?でもフラグが立っていた様子もないよな。やっぱりただの妄想か。


「た、ただいまー」

「お兄ちゃんおかえりーって彼女さん!?」

「違います!私は峰岸君の――あれ?私って峰岸君の何?」

 またしても意味深な発言出ましたよ生徒会長さん。多分本人は気付いてないと思うけどそういう発言が世の男子を勘違いへ、と誘うんですよ。


「同級生か生徒会仲間じゃないか?」

「お兄ちゃんって生徒会役員なの?冗談だよね??」

本当だよ!お兄ちゃんが生徒会に入ったらそんなにおかしいか!?あとまるでお兄ちゃんがそんなことするようなキャラじゃないみたいな言い方するな!可愛いから許すけど」

「とにかく朝までゆっくり楽しんでねー」

「だから勘違いするな!」


 双葉に冷やかされながらも俺の部屋に向かった。

 部屋に入ると柊がガチガチに固まって緊張していた。とはいえ俺も自分の部屋で女子と二人っきりという状況は嬉しいができるなら部屋を飛び出して走り出したいくらい恥ずかしい。勉強というのは正直ダルい。

 しかし学校の授業よりわかりやすくて異世界の言葉がやっと日本語に訳されたようだった。これなら赤点回避も夢じゃない?

 俺は柊に付きっきりで勉強を教えてもらい勉強を終わろうとしたときは夜中の0時を廻っていた。勉強を教えてもらったお礼として、俺はちょっと高級なお茶とお菓子を出すために一旦、部屋を出た。

 お茶とお菓子を用意して部屋に戻ると柊が机にうつ伏せになって寝ていた。まぁずっと付きっきりで勉強を教えていたんだからしょうがないよな……でもこの状況でどうする俺?

 起こして帰らす?いやいや、俺に勉強を教えて疲れ切っているのに起こすのは流石に可哀そう。じゃあ家に泊める??それは色々とヤバい!!

……でも寝かしておいたほうがいいよな?この時間から高二の女子を一人で帰らせるわけにもいかないし。

 結局そのあと、俺も疲れで寝落ちしてしまった。


「おはよー……ってあれ?柊は?」

「朝早くから帰って行ったよ。「お世話になりました」だって。律儀な人だねー」

「少しくらいゆっくりすればいいのに。あと今度お礼、言っとかないとな」

「それで朝まで何していたの?もしかして妹がいるのに――??」

「そんなわけないだろ!少なくとも家に妹がいるのにするわけない!」


 テストも終わり生徒会のみんなで成績を発表することになった。

「私は峰岸君に勉強教えていたから自分のテスト勉強にもなっていつもよりいい点だったわ」

「マジか……」

「フッフッフッ……私の結果を見て驚くがいい!私は全教科平均点取れたぞ!」

「マジか!?滝川先輩の教え方どれだけ上手いんだよ!ていうか滝川先輩の成績は!?」

「私は教科90点前後だったよ」

「……この前って中の下くらいって言っていませんでした?」

「中の下ってこれくらいじゃないの?」

 うわぁ天然怖え……これって「全然勉強してないし頭良くないよー」って言っているやつに限ってすげー点とるやつでしょ?

「それで峰岸君はどうだったの?」

「俺も全教科平均は取れた!ありがとな柊!」

「凄い!頑張ったね!」

女子に褒められたことなんて初めてだから照れるな。こりゃアドレナリンになるわ。だからリア充は学校楽しいとか言えるんだよ。こんなアドレナリンが毎日あれば俺だって楽しくなるし。


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