表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『バカ』な彼と真面目な彼女の生徒会!  作者: 丈槍 京
第三章 『イベント』連鎖
17/17

第十七話 不運カーニバル (1)

最近次話が投稿出来なくてすみません!

まだ忙しいんですけどだいぶ落ち着いたので少しずつ続きを書いていこうと思います。これからも読んでもらえると幸いです!

 体育祭も終わりやっとゆっくりできるーって思ったが重大な問題が発生した。しかもかなりヤバくて俺の学校生活に深く関わる。

そして問題というのは――

 この生徒会がなくなるかもしれないということ!……正確には生徒会を新しく変えようとのこと。つまりあれだよ、もしかしたら再選挙になるかもしれないってこと。

 ヤバいでしょ?だって俺、生徒会の為に学校に来ているようなものだから。生徒会が楽しいから来ているのにつまらない学校に逆戻りとか絶対嫌だよ?

 なんで再選挙なんて話が出たかって?それは数日前のこと。


 俺達生徒会は今、職員室に呼び出しを受けている。俺や辻は度々職員室に呼び出されていたが頭がいい柊と滝川先輩は滅多に呼び出しなんて食らわなく焦っていた。二人は頭を抱えながら生徒会室をぐるぐる回って「私は焦っています」と言われているようなものだった。

 ぐるぐる回ったってただ目が回るだけなのに。でも焦ると何故か何かしら動きたくなるんだよね。俺もよく焦るとベッドの上でゴロゴロと転がっている。

「あのさ、なんで柊と滝川は焦っているの?」

「怒られるからに決まっているでしょ!内申点とか減らされたらどうしよう……」

「いやいや!呼び出されただけで怒られるとは決まってないでしょ?もしかしたら褒められるかもしれないよ?」

「あ、たしかに!」

「そ、そうよね!まだ決まったわけじゃないもの」

「でも私達って褒められるようなことしたかな?だっていつも生徒会室でゲームしているか校内を歩いているだけだから……」

 言われてみればそうだよね。どっちかっていうと怒られることの方が多いかも。まず生徒会室でゲームしているなんて普通は考えられないし。

 しかし悩めばどうにかなる問題でもなく一分二分と時間が過ぎていき、俺達は職員室に行くことになった。

 職員室に入ると色んな先生たちが俺達を見てきた。顔を俯かせながら歩いていると教頭先生が俺達を呼び寄せるかのように手招いた。そして顔を見たらすぐわかった。

 俺達を褒めるような顔じゃない。目にしわが寄っていて怒る気満々のような顔立ちを見ると急に背筋が寒くなった。

 ……そして俺達は数十分にわたった鬼の耐久メドレー(声量注意)を聞かされた。

なんて言っても話しかければいきなり怒鳴られて説教ですから。あの人は誰が何の言おうと鬼です。鬼を極めています。絶対に節分で鬼役やらされています。

でも今回の説教は内容がヤバかった。声がデカくて何言っているか聞こえづらかったから俺が「もう少し落ち着いて話してください」って言っちゃって教頭(鬼)が「お前らは反省してないいのかっ!お前たちの生徒会は解散だ!再選挙で新しい役員を決めてやる!」だったからね。俺、節分になったら絶対に教頭のところに行って豆投げてくる。


 ――というわけで今に至るわけだ。

 でもまだ決まったわけじゃない。今度の職員会議までに生徒会らしい仕事をすれば考えるという事なのだ。でも生徒会の仕事って何すればいいんだろう?だって俺、生徒会に入ってから基本的にゲームと校内散歩しかしてないからね。

 散歩するだけでテレビゲームができるなんて最高でしょ?だからやっぱり生徒会は辞めたくないな……

「生徒会の仕事って何やるの?」

「……会計とかかしら?」

「会計って?」

「基本的には部費の管理かしら?」

「ふむふむ……それで今までは誰がやっていたんだ?」

「秋先輩と辻よ?」

 えっ……滝川先輩はわかるけどあの辻が仕事をやっているのか!?でも辻が仕事しているところ何て見たことないよ?

「ねぇ?辻が仕事しているところ見たことないんだけど」

「辻は基本的に家で仕事しているからね」

 辻が意外に真面目で驚いているんですけど??


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ