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§3.曲げ算をやってみよう!

「前置きばっかり…早く具体的な数字を曲げてみたい!」


やはりみなさんもそのように思っているのでしょうか…?

というのも、この本の編集者さんが言うには、「これは小・中学生向けの本だからあまり回りくどくすると子供たちは興味が離れて続きが読めない」そうなのです。私だって教育者の端くれですから、興味が離れるなんて言われて少しカチンと来たのですが、そこはマーちゃん先生、オトナなのです。授業と本とではやはり勝手が違いますものネ。みなさんも畑違いのことをする時には謙虚にならなければなりませんヨ。


と言うワケで、今回からみなさんには、少しずつ基礎の曲げ算をやってもらいます。これは覚えていて欲しいことですが、一回目でできなくても良いのです。焦りは禁物。ガンバリましょう。



“曲げる”の記号の話をここまで全くして来ませんでしたネ。曲げ算を学ぼうとしているみなさんなら、この記号ぐらいは見たことのある人が多いでしょう。ここは簡潔に言いますヨ。右向きの矢印の途中を、ブタの尻尾のようにクルッと時計回りに一回転させてください。アルファベットの小文字のエルを逆さまにした形と似ていれば、正解です。本当はこの記号に決まった経緯や歴史なんかも語りたいのですが…それは取りあえず後のお楽しみですネ。


(※編集部注…この本では、本当の“曲げる”記号の代わりに“→”を使っています。みなさんは学校のテストなどで“→”を使わないように気をつけましょう。)



“曲げ算”にはいくつか規則があるのですが、それを先に全て説明しようとすると、それこそ、この本を読みきるまで問題が解けません。ここは、できるだけ規則に引っかからないような曲げ算からやってみましょう。




例題1


3→1=5 (「さん まげる いち は ご」と読みます)



曲げられる数は3。曲げる数は1。最も単純な曲げ算のひとつです。これを元に説明していきます。


まずみなさんが考えなければならないのは、


「ふたつの数がそれぞれ何番目の数なのか」


ということです。


曲げられる数については、みなさんの想像通り。つまり、普通に数の大きさです。旧四則で考えるなら、その数の0からの距離と同じになりますネ。


曲げる数が1。これは実は二つの捉え方ができるのですが、今回はより簡単な方だけを教えます。


曲げる数が1というのはすなわち、「1で曲げる」ということです。数を順番に並べたヒモ(数のヒモ)を頭の中にイメージしてください。12345…という数字がピンと張った一本のヒモに貼りついていて、その先は遠くの方まで続いています。


余談になりますが、私の数のヒモはいつも黒と決まっているのですが、みなさんはどうでしょう?この本の執筆依頼が来た年の夏に教えた生徒の中には、なんとオレンジ色のヒモを持っている生徒がいました。しかもその匂いを嗅がせてもらうと、ほんのりコカ・コーラの匂いがしたのです!人のモノを羨むなんて滅多にしないマーちゃん先生も、この時ばかりは少し羨ましく思ってしまいましたネ。(笑)


数のヒモの1の部分を引っ張ってみましょう。引っ張る方向は、数のヒモが伸びている方向でなければ、今回はどの方向でも構いません。すると数のヒモはどうなるでしょうか?


曲がりますヨネ。


この時、元の数のヒモの3は、1で曲げた数のヒモの5に等しい、ということなんですが…


やはり一セクションで説明しようとするとあまりに長くなってしまい難しいですネ。とりあえずここまでのことが整理できた人から、次のセクションで続きです。



§3のまとめ


・本当の“曲げる”記号は( )

・3→1=( )

・まず考えるのは「ふたつの数がそれぞれ( )なのか」


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