§1.たす・ひく・かける・わる
さあ〜、みなさんのやる気があるうちに早速始めていきましょうか。
とはいえ最初はおさらいから始めます。
この本を読んでいるみなさんは、
「たす・ひく・かける・わる」(旧四則演算)
は、モチロンマスターしていますヨネ?!
ーえっ、自信がないだって?そんなあなたにとって、これは良いニュースでもあり悪いニュースでもあるのですが、
曲げ算には、たす・ひく・かける・わる(旧四則演算)は用いない
のです。旧四則演算がスムーズに出来なくても曲げ算の勉強は独立して進んでいくことができる、という点ではあなたにとって良いニュースと言えそうです。
しかし、裏を返せば四則演算での計算は四則演算をマスターしないことにはクリアできない、ということです。これが悪いニュースです。
そこでこの章では、手始めに四則演算について考えてみましょう。そんなの余裕だよう、と言う生徒さん。急がば回れと言いますように、この章も飛ばさずにお読みなさいな。
まずは、足し算です。足し算というのは、実は説明するのが最も難しい計算だと言われます。私増田はこう考えています。
「1たす4」の意味は「 1から4だけ次の数」(1 2 3 4 5…だから5ですヨ)
こう考えれば、みなさんは数の順番さえ分かっていればいい訳ですネ。実はこの考え方が後々重要になってきます。
引き算、掛け算、割り算については、実はもう教えることはないのです。それは何故か?
引き算はゼロより小さい数(負の数)のことを考える
掛け算はその回数だけ足し算を繰り返すことを考える
割り算は元の数から何回引き算を繰り返せるか考える
こうすれば、旧四則演算はすべて足し算だったということがいとも簡単に理解できるでしょう。オドロキ!
§1のまとめ
・すべての計算は( )と( )に帰着する。