表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詰みゲー!  作者: 甲斐柄ほたて
第四章 月、地平に沈む
90/141

4-4 そういう魔術がある

今日は二話更新したよ。こっちが後の方。間違えないようにね。

†††4-4


「はあー。こっちもでっかい門だなあ」


街の入り口の門とは別に中の城の門をくぐって、その巨大さにジョンは感嘆する。


「この城は二重の城壁、二重の門に守られているのよ」


ひたすらに感心する少年に少女はなぜか自慢げに説明する。


「そういえば俺って城の中を自由に歩けたけど大丈夫なのか、防犯とか」

「ああ。それなら問題ないわ。目印があるから」


そう言って少女は少年の胸を指さした。しかし、少年にはそこに何かがあるようには見えなかった。


「何もないけど・・・・・・?」

<無いんじゃないよ、君に見えないだけさ>


黒猫が少女の帽子のつばの上から発言した。


「マテリアルっていう、魔法の一種みたいなものよ」

「マテリアル・・・・・・?」

「そのうちわかるわ。・・・・・・さてと、あなたはどうするの?」


城を覆う城壁の外の広場で少女は立ち止まり、少年に尋ねた。


「どうする、とは?」

「・・・・・・あたしと一緒にレジスタンスに行くかってこと」

「行くさ。そのために来たんだろ、ここまで」


そうね、と言って少女は少年に背を向け杖を振り上げた。


「じゃあ、行きましょうか」


†††

毎日更新できればいいよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ