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詰みゲー!  作者: 甲斐柄ほたて
第三章 狂った歯車は暴走を始める
82/141

3-44 役場へ

†††3-44


「この町で一番偉い奴ってどこにいるのかしら?」

走りながらお嬢様が私に尋ねる。

「え?お嬢様知っていたんじゃないんですか?」

「知ってるわけないじゃない。私記憶無いのよ」

「だったら何で先走ってたんですか!?」

「へへへ・・・・・・」

私のツッコミにお嬢様は照れたように笑った。

「こっちですよ!付いてきてください!」

私はお嬢様を抜いて先を走ることにした。

「へーい」


「着きましたよ!ここです!」

私は町の中心にある役場の前で足を止めた。

「よし!行くわよ!」

止まった私を置いてお嬢様は、ばーんと役場の扉を開いて中に入っていった。


†††

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