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詰みゲー!  作者: 甲斐柄ほたて
第三章 狂った歯車は暴走を始める
74/141

3-36 善?悪?

†††3-36


「いや、大丈夫忘れてないわよ、うん」

傍から見ると明らかに嘘とわかるようなどもった口振りで、視線を逸らしてお嬢様が答える。

「本当か・・・・・・?」

半信半疑な視線がお嬢様に刺さる。


「お前たちは俺が襲うとは思わなかったのか?」

赤服が改めて問い直す。

「思わないわ」

「思わないね」

赤服の問いに私たちは二人してかぶりを振った。

「それはなぜだ?」

「「勘!」」

勘ですよね、うん、勘よ、と私とお嬢様と頷き合った。

赤服は完全に呆れ返っている様子だ。

「だって、あんた全然本気出してこなかったし。それに、」

私の言葉を聞いてわずかに赤服の瞳が揺れたように見えた。

「あんたが悪い奴に見えなくなっちまったからさ」


†††

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