表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詰みゲー!  作者: 甲斐柄ほたて
第三章 狂った歯車は暴走を始める
69/141

3-30 VS赤服⑤ 落下直後

セリフ一部変えちゃいました~。

†††3-30


「・・・・・・町の人間がどうなったのか知りたかったんだろう?」

目の前に落ちてきた時計塔に目を奪われていた私たちは背後から聞こえた不気味な声に背筋を寒くした。

振り返ると赤服がこちらに近づいてきていた。

「答えを用意してきたんだ。感謝しろ」

道の幅は広いが、脇道は無い一本道。少なくとも降ってきた時計塔と赤服の間には無い。

つまりは逃げ道が無い。

「おや?小娘が増えているな・・・・・・。お前の娘か?」

「違うわよ!失礼ね!」

失礼なのか?

お嬢様が下ろせ、と暴れ出したので、仰せのままに、と下ろしてやった。

「おやおや、これは失敬」

「・・・・・・アンタ、この町の人をどうしたのよ」

お嬢様は赤服たちのことを知らないはずだが直感で犯人だと理解したのだろう。冷静さと怒りと隠し切れない恐怖の混ざった声で尋ねる。

「つくづくお前たちは同じことを聞くんだな・・・・・・。彼らならそこにいるだろう?」

淡々とした口調で何でもないことのように言った。

「そこ、だと?」

「そこだ」

赤服はそう言って私たちを、いや、私たちの後ろにある時計塔を指さした。


†††

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ