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詰みゲー!  作者: 甲斐柄ほたて
第三章 狂った歯車は暴走を始める
67/141

3-28 VS赤服③ 走

†††3-28


「・・・・・・案の定か」

赤服が無感情に呟く。

『災厄を招く竜巻』が赤服を攻撃している間にオーレンはもういなくなっていた。

竜巻と瓦礫の波状攻撃が止んだ後、赤服の青年は無傷で立っていた。

彼の『障壁』は魔術師としては異常な程の強度によって彼を保護していた。

「さて・・・・・・、どうしたものかな・・・・・・」

赤服はかりかりと頭を掻いて立ち尽くしていたが、しばらくすると歩き始めた。





「バケモンが・・・・・・」

走りながらオーレンは歯噛みする。

あんな奴、どう考えても一人の力では一矢報いることすら不可能。

現時点で最も理想的な結果は、

赤服から逃げきり、お嬢様を連れ、隣町へ報告。

という流れか。

逆に最悪の場合は、

赤服からは逃げられず、お嬢様も見つかり殺され、この事件に誰一人気づかない。


・・・・・・奴らは次に何をするのだろうか?

黒服は贄だとか言っていたが・・・・・・。

オーレンは自身が感じる薄気味の悪い不安に背筋が寒くなった。


†††

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