表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詰みゲー!  作者: 甲斐柄ほたて
第三章 狂った歯車は暴走を始める
59/141

3-19 おんぶって上手い人と下手な人で結構差が出る

†††3-19


「オーレン!わたしを町まで連れて行って!」

「お、お嬢様・・・・・・」

「お願いよ!お父様が心配なの!」

「・・・・・・わかりました。町へ戻りましょう。走りますよ?」

お嬢様が無言でうなずく。

私は町を振り返り、町へ向かって走り出そうとした。荷物は置いていくつもりでいた。

しかし、なぜか後ろからお嬢様に背中を引っ張られたのであやうく仰向けに転びそうになった。

「ど、どうしたのですか、お嬢様?」

振り返るとお嬢様はまだ座り込んでいた。

私と目が合うとお嬢様はあまり余裕のない血の気の失せた笑みを浮かべた。

「はは・・・・・・。腰が抜けたわ。オーレン、悪いけどおぶってくれる?」


†††

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ