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詰みゲー!  作者: 甲斐柄ほたて
第二章 不断なる少年は勇者となる
40/141

3-1 ニーナは脇役

町に名前を付けました。

†††3-1


陽暦4932年

旧ウェストリア連邦 テポト王国

北西の町 クロックタウン

エストラルト公爵家

東棟二階


「お早うございます、お嬢様」

「ああ、お早う」

少女は眠たい目を無理に開けた。

執事になどに眠気に負けているところなどみせるものか、と言わんばかりであった。

しかし、まだ十歳そこそこの少女が睡魔を完全に御し切れるはずもない。まぶたはゆっくりと閉じていった。

「朝食ですよ、お嬢様」

私は笑いをこらえながら言った。

案の定、少女ははっと目を開けた。

「わかっている」

私が今日の予定をお嬢様に全てお伝えしたところで一人のメイド、ニーナが一礼して入室してきた。

「ちょっと」

ニーナはこそこそと私のそばに寄ってくると耳打ちをした。

「旦那様が?」

私が聞き返すとニーナはこくりとうなずいた。


ニーナによれば、旦那様がお呼び、らしい。

一体何を言われるのだろう?


「わかった。ではお嬢様を下までお連れしておいてくれ」

私はニーナに、新入りメイドに、初めての任務を言い渡し、あたふたする彼女をおいて四階の書斎へと向かった。


†††

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