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2-23 ながーいお話の短い前置き
†††2-23
「断言してもろた後でなんやけど、さっそくオーレンに説明してもうてくれ。・・・・・・オーレン頼むでー」
王様がそう言うと、王様の側の臣下の一人が、
「さ、こちらへどうぞ」
と言って、案内を買ってでた。それに従って大広間から出ると後ろからオーレンなる大臣も付いてきた。
「こちらで説明を受けてください」
案内役は廊下の中で適当な部屋を見つけると中に入るよう促した。
「説明を始めますよ、サッキー殿」
俺とオーレンが部屋にあったテーブルに対面で座ると、オーレンが話しかけてきた。
ちなみにオーレンは黒を基調とした服を着ている。何というか、タキシードに似ている。
「坂井です。お願いします」
「では説明を始めましょうか」
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