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詰みゲー!  作者: 甲斐柄ほたて
第二章 不断なる少年は勇者となる
27/141

2-11 小石あらため、天使現る

†††2-11


「きゃっ」

都の市場をぶらついているとなんか当たった。

ん、と下を見下ろすと髪の白い女の子がうずくまっていた。

白い髪に白いローブ。頭に輪っかがあって翼が生えてたら完全に天使だ。


「君、大丈夫?」

俺が心配して声をかけると、

「あ、歩くときはもっと気をつけて歩いてください・・・・・・」

天使はまだどこか痛むのか、声がいやにぎこちなかった。

「本当に大丈夫・・・・・・?」

「平気です。鳩尾に膝が当たったくらい・・・・・・」

全然大丈夫な事態じゃない。っていうか俺、この子に膝蹴りをかましたのか。

<ジョン!君って奴はいたいけな女の子になんてことを!>

「その言い方おかしくない?」

「・・・・・・?あなたは魔術師なのですか・・・・・・?」

女の子は俺とキティの会話を不思議に思ったようだ。

ん?この子、キティの声が聞こえるのか?

「君こそ魔術師?」

「ええ。私も魔術師です。あなたも?」

「俺はわからないんだよ」

「わからないというと?」

俺はこの世界の人間じゃないんだよ、と言わずにおくかちょっと迷って

結局言うことにした。特に問題は無いだろう。

「俺元々この世界の人間じゃなくて、昨日来たばっかりだから」

「・・・・・・え?」

途端に女の子の顔つきが変わる。

・・・・・・この世界の女の子、皆表情変わりすぎて怖い。


†††

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