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詰みゲー!  作者: 甲斐柄ほたて
第四章 月、地平に沈む
119/141

4-31 取るに足らない話

†††4-31


ジョンが具象化を覚えた四日後の朝食。

食堂にはジョン、シャープ、クラリス、ロベルトがいた。ミリアとベンは仕事。


「ロベルト、この後の予定は?」

「ありません。私は常にここにいるよう言われておりますので」

「では、ワシからレインに言伝があるんだが、頼めるか?」

「ええ、もちろん」

「言伝って?」

「お前のことだ、ジョン。お前の伸びが思ったよりも速くてな。次の段階へ進むに当たって準備をしたいと思ってな」

「どんな準備なんや?」

「クラリスも興味があるのか?」

「いや、面白そうやったら見よかな思て」

「面白くないよ。どうせロクでもないことだし」

「それがええんやんか。ウチ、ジョンが困ってるとこ見んの好きや」

「いい性格してるぜ・・・・・・」


***


朝食を終えて、道場にて。


「さっきも言ったが、ワシもまさかお前が一月足らずでここまで伸びるとは思わなんだ」

「いやあ、それほどでも」

「ウチも思わんかったわ」

「そんなにつき合い長くねえよ」

「さて、今日はいよいよC級の魔術師としての最大の関門に挑戦する」

「最大の関門?」

「そうだ。これができるか否かで魔術師の強さが変わる」

「固有魔法か?」

「いや違う。それはA級とB級の境界だ。今からやるのはB、C級の境界・・・・・・」


シャープの口元がにやりと歪む。


「属性魔法と『スペル』だ!!」

「楽しみやなあ~」


†††


そのうち魔法については解説します。スキルだのスペルだの属性だのとややこしいので。

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