表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/37

ビルドシステム解禁。

俺と兄さんそしてマエダフーとアヤ。

村へ着くと4人で村長の家へと向かう。

「なんと冒険者達よ!村人を救うだけではなく盗賊も捕らえてくるとは素晴らしい!」

「い…いや違うんです。これにはちょっとした事情があって…。」

「私から説明します。」

アヤが事の経緯を話し始める。

「ふむふむ。じゃがそやつは盗賊だとの噂がある男だから簡単には信用…」


"アヤのビンタが炸裂!村長に8のダメージ!"

えぇ…。嘘だろ…。

「簡単に噂を信じてはいかん。人を信じる心それが大事じゃ。」

村長は涙目で言う。

「マエダフーとやら。洞窟の生活はやめて村に腰を据えてみてはどうじゃ?」

「嬉しい誘いだけど今更村にねぇ…。」

「いいじゃない。私の恩人なんだしさ…。村での生活が合わないならまた洞窟に戻ればいいし…。」

「そこまで誘ってもらえるなら少しの間村で生活してみようかな。」


"ビルドシステム解禁"

冒険の途中に出会った移住希望者をコガマン村へ

誘うと村人の人数が増えます。

村人が増えると村が発展していきショップなどが

増え冒険に役立つアイテム入手の機会が増えます。

最高ランクまで発展すると…………?


おっなんか解禁された。

そかそか移住希望者に出会ったらここの村

勧めたらいいのか。


「村で生活するなら仕事しねえとな…。村長!空き家ねえか?鍛治職人くらいなら出来るぜ。」

「ほぅ…。それでは村の入り口付近にある空き家を使うがよい。アヤ。案内を頼む。」

「分かりました。行こっ!マエダフー!」

アヤは嬉しそうにマエダフーの手を引っ張り

村長の家を出て行った。

村長は心底ホッとした様子だった。

「お主らも後で鍛冶屋を訪ねるがよい。鍛冶屋では武器の精錬や今までなかった新しい武器が買えるかもしれぬ。」

「分かりました。それでは失礼します。行こう兄さん。」

「タカ…タカ…今日はもう疲れたばい。」

「そうだね。ご飯でも食べて宿屋に向かおうか。」

ご飯…ひとまずナギッサの酒場にでも行って

腹ごしらえしてから宿屋に行くか…。

相変わらず酒場は賑わいを見せている。

その酒場の雰囲気に似合わず少し暗い表情で

ミサとナギッサが話をしている。

「ギーゴ達今日帰還予定だったよね…?」

「そうですね。キカーダ様も3日後には帰還する予定と言われてました…。」

「近くを通る動物達に聞いてもこの辺りでは見てないって言うし…。何かあったのかな?」

「あのお二方は強いですしきっと大丈夫ですよ!」

「そ…そうだよね。寄り道でもして遅くなってるだけだよね!そろそろ行かなきゃ!ありがとうナギッサ!」

帰ろうとするミサが俺に気づく。

「あっ…こんばんは。」

「こんばんはミサさん。」

俺は意を決して聞いてみる事にした。返答次第ではヒロインルートが断たれる。

「申し訳ないんですがさっきの会話聞いちゃいました。ミサさんはギーゴの事が好きなんですか?」

「べ…別にそんな事はないよ…!…ただいつも一緒にいるからちょっと心配しただけ!」

うん。"いつも一緒にいるから"それを世間一般的に好きって言うんだよ。

ヒロインのはずなのにおかしい…。

ゲームのバグを疑いながら兄さんとご飯を食べた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ