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キカーダ帰還の日以来話す事が出来ずにいた。

というか近づく事も叶わない。

何故なら俺はコガマン村で要注意人物に

なってるっぽいのだ。

確かにこの間の件はタイミングが悪かった。

でもこんな仕打ちを受ける程の事かね。

あとこっちの世界にきてやってしまった

ミサへのセクハラの件も噂になっている。

出来れば他の村に移りたいが今の実力じゃ

違う村に着く前に死んでしまう。

八方塞がりだ。主人公なのに。

「兄さん…どうしたものか…」

「タカ…タカ…とりあえずギルド集会所に向かうばい。」


"「ギルド(Guild)」は、中世ヨーロッパの同業者組合を語源とし、現在ではオンラインゲームのプレイヤー集団や、特定の目的のために集まる職種横断型のチームなどを指す言葉です。元の意味では商工業者の組合を指し、相互扶助や商業利益の確保を目的としていましたが、そこから派生して「特定の目的を持つ集団」全般を指すようになりました。"


要するに協力しましょって事だ。


"ギルド集会所"

ここは様々なギルドが集う場所。

共感するギルドがあるならば加入申請もよし。

なければ自分で立ち上げて仲間を募るもよし。

とにかく仲間を増やす場所だ。


「兄さん。よくこんな場所知っていたね。」

「村で色々聞いてたら教えてくれたばい。」

そうか…あの日宿屋で寝ていた兄さんは要注意人物認定されてないからみんな普通に接してくれるのか。

「…兄さんが主人公やる?」

「タカ…タカ…キャラクターの名前今更変更出来んけんそれは無理ばい。」

兄さんは色々と適応力凄いなぁ。ゲームとして割り切っている。

にしてもギルドの数はなかなかある。

「へーギルドっていっぱいあるんだね。」

「タカ…やっぱり双天鬼兵団は人気ばい。」

どれどれ…。

"双天鬼兵団"

募集要項:色んな地方の支部へ出向く事あります。

村から村へ移動する実力がある方。

緊急を要する場合しばらく支部の支援の為

地方の村に留まって頂く場合あり。

人数:980/1000

俺ら募集要項から外れてるしめっちゃ人数いるしとんでもない人達なんだなキカーダとギーゴ。

「なんだか凄いね双天鬼兵団。」

「タカ…実力を上げて双天鬼兵団に加入するばい。」

「加入するより俺らでギルド立ち上げちゃう?」

「それは無理ばいタカ…」

兄さんの冷静なとこ見習わなきゃ…。

「…何かクエストでも受けに行こうか。」

「それがよかね。クエスト集会所に向かうばい。」

全然ゲームが進まない。

こんなペースで大丈夫なのかな?

色々な不安を胸に抱きつつ兄さんとクエストを探しに行った。

おそらくだがゲームで言うとこのチュートリアルがやっと終わったくらいだろうか。

地道に頑張って全クリ目指そ。

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