非努力家宣言
てゆうか、どちらかとゆえば怠け者(苦笑)
ぼくは努力をしたことがない
そりゃあ
その場しのぎのがんばりくらいなら
だれもがやらざるをえないように
ぼくだって いくらか
あるいは それなりに
やってきたとは思うけど
そいつを努力なんて呼べるとは思っちゃいないや
努力ってのは その場しのぎじゃなく
ひとつずつ 積みあげるものだ
ひとつ 風が吹いたり ひと晩 明けたからって
あとかたもなく まっさらになってるもんじゃない
吹き荒れた嵐の背中にも
積みあげた努力の残骸はいくらか
その跡を遺すことだろうし
流した汗がつくった水たまりで
泥にまみれたきみの姿を
まわりのみんなは目にしてきたことだろうさ
そんな視覚化さえされた がんばりの結晶だけを
ひとは努力と呼んでいいのだろう
でもまあ ぼくにしたって
その場しのぎでしかないがんばりにせよ
そのつど そのつど
かわして こなして なんとかやり過ごそうと
これまでやってきたうえで
こんな いまがあるんだから
それを努力だなんて呼べることはないにせよ
ぐるりと 努力家たちに囲まれたって
肩身の狭い想いを
しなきゃらならない道理もないだろうね
だから、このざま。