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真実は小説のみぞ知る

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

上巻は読み終わりました〜!!

ぽこじゃか と和解しました。

論文やめて( '-' )

夕暮れ時、女は家を飛び出して喫茶店に訪れていた。ぱらりと捲るのは先日買い上げた文庫。兎にも角にも取っ付き難く、読みにくいと噂される奇書の一つ。それを物静かに浸り続ける。

女は憂いを帯びた顔で文庫から目を離す。やるせない空気はそれが齎す難解さ故か。しかし考えているのはそれとは全く関係のない、自身の体質についてだった。

歳をとる事に神経質になっていけない。家では録に読書も出来なくなった。と――。

女が家を飛び出した理由の一つは“音”。昔ならば文字を追うだけで没入感に浸れたのに、今はそれが出来ない。少しの会話、物音だけでも彼女の精神を狂わせて気を逸らす。故に物語が紡ぐ雰囲気、傾向を識別する事が難しくなっていたのだ。

果たしてそれは本当に体質だけが関わっている事なのか。真実は小説のみぞ知る。


女は “奇書”という言葉ばかりが独り歩きしているように感じていた故に、“奇書”と称される理由を密かに探していた。けれども幾らページを捲ろうとも、その真実は見えてこない。女からしてみたら、海外の童話、小説の方が余っ程取っ付き難い。同世代がするすると頁を捲るのを怪訝な顔で眺めていた事は記憶に新しい。

だがまぁ、あえて言うならばと、羅列する。

・一文一文が物凄く長い。句点が置かれるまで、接続詞を交えた三行近い文を読むことになる。

・序盤の言葉に幾つか矛盾を感じさせるものが幾つかある。兄という関係でありながら、婚約者であると叫ぶ妹。鏡合わせの様に読んでいる小説のタイトルが登場する。自殺したと話された人間の描写。

・大衆文学を読んでいる筈なのに、複雑怪奇な生物学の論文。

恐らくこの三本柱がややこしくさせている原因なのかも知れない。だが逆に言えばそこさえ受け入れられてしまえば困る事は一つもない。ただただ描かれた文章の美しさに感銘を受けるばかりである。文豪が書く文字というのは総じて詩的で美しい。

此処でふと、女は目を見開く。自分が最も重視しているのは、文体であり、内容は斜め読みをしているだけなのだと。

それに気が付いた女はそこはかとなく、破せない顔をして本を閉ざした。真実は小説のみぞ知る。

ドグラ・マグラ 上 の感想は上記に書いた通りです。

私からは

生物学的な論文を三分の二載せるの辞めて( '-' )

分からないよ( '-' )

え、大衆文学だよね( '-' )

です。


そこさえ超えてしまえば、

登場人物全員狂人。(え、皆さん大好きですよね?)

『私達は2000年前に結婚した夫婦なんです』

みたいな幻想的な言葉が、おらぁっと飛んでくる。

ぐらいなので、なんも心配いりません。


文章が綺麗なので読んでいてとても楽しい。

江戸川さんの様なゾワッと感は無いので、気は触れません。


以下、私が読む/観る/聴く麻薬だと思ってるもの

ある意味気が触れる、狂気を感じるもの


ボ○○○○・○○○○の○ラップ

キャラが実質木魚だし、ぽこじゃか の代わりにメケメケが出てくるしで、読んでて此方が ドグラ・マグラ と思ったのは記憶に新しい。

理解しようとして出来なくて、そっ閉じした事は忘れます。


パ○○○

夢と現実の境目が曖昧になる映画。元ネタは小説。

圧倒的映像美から生まれる狂気。

夢の世界は一番手っ取り早く狂気が味わえると思ってる人間。


○○トリシュナー

イントロのギターの不安定なサイケが良いんです。

あれ流しながら ドグラ・マグラ 読むと飛ぶんですよ。

合いすぎてて。

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