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新年一日目

一夜明けて、翌日。

今日は新年一日目。否応なしに気合いが入る。

カッスィーはまず起きてすぐに砂時計を倒す。


【ログインボーナス・48日目】

【緑茶を手に入れました】

【ガチャ回数券が2枚あります】

【1回ガチャを回しますか? Yes or No】

【砂時計を獲得しました】

【砂時計を倒しますか? Yes or No】


砂時計を倒しますか? Yesを押すと、砂時計の絵が出て来る。砂時計はくるりと回り、砂が落ちてゆく。

30秒待つと、絵が消える。


【ガチャ回数券を3枚手に入れました】


メッセージが表示され、ガチャ回数券は5枚になった。

緑茶に指を合わせて受け取ると、表示はこのように変化した。


【ログインボーナス・48日目】

【ガチャ回数券が5枚あります】

【1回ガチャを回しますか? Yes or No】


1回ガチャを回しますか? Noを押すと、メッセージが消えていつものネットスーパーの画面になった。


次にガチャが回せるようになるのは明後日だ。

それまで楽しみに待とうっと。


朝食の時間になり、食堂へ行く。

席に着いて少し待つと、父さんと母さんが食堂に入ってきて席に着いた。


「まず、食事にしよう」


今朝のメニューは、ベーコンエッグと焼きたてのレーズンパン、野菜スープとサラダだった。

卵は半熟で柔らかく、ベーコンの塩気が効いている。

レーズンパンはいわゆる白パンで、レーズンが練り込まれている。手で千切れるほど柔らかく、ほのかに甘い。

野菜スープはコンソメベースで、大きめの野菜がじっくり煮込んである。人参やキャベツの甘さが引き立つスープだ。

サラダはごま油ベースのソースにレタスと豆腐の豆腐サラダだ。

どれもすごく美味しくて、パンはおかわりしてしまった。


完食後、食後のお茶を飲みながら、デザートを待つ。


デザートはパンナコッタだった。

口に入れるととろっと溶けて、とっても美味しい。


食後、父さんから新年の挨拶があった。


「今年も宜しくな、カッスィー。家族全員健康第一でやっていこう」


「父さん。今年も宜しくお願いします」


「カッスィー。今年も宜しくお願いね」


「はい、母さん。今年も宜しくお願いします」


ちゃんと挨拶出来て良かった。


自室に戻ると、テッサが来ていたので挨拶をする。


「テッサ、今年も宜しくお願いします」


「ああ。こっちこそ、今年も宜しくな、カッスィー」


テッサは父さんと母さんにも挨拶をすると言い、執務室へ行った。


挨拶が終わり、テッサが来たので、ミラノさんに会いに行く。

ミラノさんは厨房の控え室にいた。


「ミラノさん、今年も宜しくお願いします」


テッサと二人、声を揃えて挨拶をした。


「おう。坊ちゃんもテッサも、今年もよろしくな」


「じゃあ、お弁当を選びますね」


「ああ」


「今日は、牛焼肉弁当です」


「むむっ。うまい。甘辛い味付けが肉に合ってて米が進む。副菜のポテトサラダも箸休めにピッタリだ」


「じゃあ、材料を出しますね」


「ああ。牛肉多めでお願いしますよ」


「はい。どうぞ」


「では、昼食に牛焼肉定食をお出ししますね」


「うん。宜しくね」


朝の仕事はこれで終わり。

今日はおやつの時間に皆で集まるから、楽しみだな。


テッサも、仕事が終わったので帰って行った。



時間が過ぎて、おやつの時間になった。


ルビアが一番乗りで、次にガイ、テッサの順に到着した。

まず、ルビアとガイに今年の挨拶をする。


「ルビア、ガイ、今年も宜しくね」


「カッスィー、こっちこそ、今年も宜しくね」


「二人とも、俺も今年も宜しくな」


「テッサ、今年も宜しくね」


「カッスィーもテッサも、今年も宜しく」


挨拶が終わり、皆で食堂へ行き、席に着く。


そこへ、ミラノさんがやってきた。


「ミラノさん、今年も宜しくお願いします」


ルビアとガイがミラノさんに今年の挨拶をしている。


「こちらこそ、今年も宜しくな」


「はい!」


「今日のおやつだが、つきたての餅を用意した。色んな味の餅を持ってくるから、好きなのを食ってくれ」


「はーい」


「まずは磯部巻き。チーズ入りもあるぞ」


「僕に1つずつ下さい」


「次に大根おろしとみたらし」


「みたらし食べます!」


「大根おろしは俺にくれ」


「次は雑煮」


「雑煮下さい」


「ぜんざいは人数分だな。よし、待っていてくれ」


つきたてのお餅は柔らかくて、凄く伸びる。

美味しくって、面白い食べ物だ。


ぜんざいが到着した。

煮た小豆の上に、焼いたお餅が乗っている。


「小豆がとっても美味しい!」


「餅と合ってる」


「お餅凄え伸びる」


「甘くてうまい」


僕達が口々にぜんざいを絶賛していると、ミラノさんが薄焼きピザを焼いてきた。


「口直しにどうだ?」


「食べます」


4人でハモっちゃったよ。


お読みいただき、ありがとうございました。


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