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お題シリーズ4

やまない雪と皆の様子

作者: リィズ・ブランディシュカ
掲載日:2022/07/21



 雪がやまない。


 ずっとふって、ずっとつもっていく。


 人の背丈よりもうんと、雪がつもっていく。


 乗り物よりもうんと、雪がつもっていく。


 家の屋根よりもうんと、雪がつもっていく。


 町中にうんと、雪がつもっていく。


 あまりに雪がつもりすぎたから、そこは冷凍庫の中みたい。


 みんなこごえて、ぶるぶるぶる。


 外に出なくなってしまった。


 会社に行けない。


 学校に行けない。


 庭のポチは家の中。


 庭の洗濯ものも家の中。


「出たくても、出られない」


 みんな外に出たいのに。


 みんな外に用事があるのに。


 雪がふりつづけるから、困ってしまう。


「やまないなぁ」


 いつやむのか分からない。


「やんでくれないかなぁ」


 どうやったらやんでくれるのか分からない。


 雪だるま作り放題。


 かまくら作り放題。


 雪像も作り放題。


 はじめのうちは喜んでいたけど、たくさんふりつもると困ってしまう。


 田舎もふって、都会もふる。


 特に都会の被害は深刻。


 雪に慣れていないから、たくさんの事故が起こってしまう。


「雪はいつまで」


「教えてだれか」


 天気は気まぐれ、予想が難しい。


 推測するのは困難で。


 いつか、いつかと待つしかできない。


「てるてる坊主でも作ってみちゃう?」


「それは雨のやつじゃなかったっけ」


 ご機嫌とりをするしかなくて。


 ああだこうだと話し合うしかない。


 おそなえものしたり。


 お願いごとしたり。


 神頼みしてみたり。


 自分ではないなにかに頼るしかない。


 雪はもうこりごりだ。


 そう思って、悩んで、困り続けるとようやく晴れる。


 そんな一年の中のとある日の出来事。



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